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「ここはこれで決定で大丈夫?」


「ん〜、まぁ実際リハしてみてまたなんか変更点があったら」








ヒック、








「これは、こうした方がいいんじゃない?」


「だけどそれだと、後々きつくなるよ?」









ヒック、









あれからスタッフやメンバーが集まっての話し合い。


少しだけ緊迫した話し合いの中
響き渡るその突然の声。









.




・・・やばい、しゃっくりが止まらない。




.









「…おい、阿部」









先輩のお決まりのセリフと共に、ジロリと睨まれ
一斉にみんなから向けられるその視線に
慌てて両手で口を覆うも、止まらない突然のしゃっくり。









「はいっ!ごめんなさいっ!!ヒック、」









ガタッ、と立ち上がってもう半泣き。








でもしゃっくりなんて、わざと出してるわけじゃないし、しょうがないじゃない〜っ!!!






…と、訴えたところでどうにもならないから
次のしゃっくりが出ないうちに部屋を出ようとした時









.









「ふはっ、」









今まで堪えていたような笑い声が聞こえてきて振り向くと
藤ヶ谷さんが口元に手を当てながら笑っていた。









「俺、しゃっくり止まらない人久々に見たわ」





その藤ヶ谷さんの笑顔と言葉をキッカケに
周りの人までつられて笑いだし
なんとなく、さっきまでの少しピリピリしてた空気が和んだ気がした。









「わざわざ出ていかなくても、しゃっくりくらいすぐ止まるでしょ」





「あ、ありがとうございま……ヒック、」









お礼を言ってる最中にも、容赦なく出続けるしゃっくりに
また笑ってる藤ヶ谷さん。








どうぞ、ってさりげなくペットボトルのお茶を差し出されて
それを受けとるとまた話し合いへと戻っていく。









うぅ…、
イケメンすぎる…。









ヒック、









なかなか止まらないしゃっくりの中
藤ヶ谷さんに貰ったお茶をグビグビ飲んで
私も話し合いへと参加した。(聞いてただけだけど)

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はちみつ(プロフ) - 梓さん» お話読んでくださってありがとうございます。ご指摘されましたところ、全て訂正いたしました^^* (2018年10月8日 8時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
- こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2018年10月8日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて思ったのですが...。 34のここの台詞 「反則やん、あれは…っ」 主人公ちゃんって関西出身の設定なんですか? (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- また続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 24のここの台詞 だって阿部ちゃんは、他に仲良さそうに人もいないし 地方まで来て、一人でご飯食べるなんて寂しいじゃん? これ正しくは他に仲よさそうな人もではないんでしょうか? (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません(>_<) これ棚じゃなくて椅子とか段差ではないんでしょうか? 低い棚ってなんですか? 聞いたことないのですが...。 (2018年10月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2017年7月28日 22時

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