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お昼のピークを過ぎると、お客さんの流れも穏やかになって
少しだけゆったりと流れる時間
「いらっしゃいませ」
カランカランと入り口のベルが鳴り
入ってきた一人の男性。
茶色い柔らかい長めの髪の毛の
少し小柄なその容姿。
その顔を見た瞬間に、時間が止まった気がした。
「あの…、満員っすか？」
「…っあ！いや！大丈夫です！どうぞっ
！」
ふわっと優しく
どーも、って笑うその顔
なぜだか懐かしく感じるこの心。
「ご注文決まりましたら、そちらのボタンでお呼びください」
コトンと水が入ったグラスを置くと
なぜだかジーっと見つめられる。
・・えっ、な、なにっ？！
なんか顔についてるっ？！
その吸い込まれるような視線に思わず視線を逸らすと
「A…、だよな？」
「……っえ？
はい…？」
なんで私の名前を・・っ？！
キョトンと首をかしげていると
やっぱりー！ってさっきまでの優しい笑顔から一変
目尻に皺を寄せて可愛く笑う彼。
「俺！分かんない？北山宏光！」
目をキラキラさせながら興奮ぎみにそう話す姿に
昔の想い出がみるみる蘇ってくる。
「…っえ！？みっくんっ？！」
「そう！みっくん！！」
.
私の五つ上の兄、藤ヶ谷太輔
そのお兄ちゃんと同級生で仲の良かった北山宏光、通称みっくん。
人見知りで友達が少なかった私はいつもお兄ちゃんにくっついて歩いていて
その中でも一番私を気にかけてくれてたのがみっくんだった。
お兄ちゃんについてくんなよー、って言われても
みっくんだけはいつも手を繋いで色んなところに連れて行ってくれてた。
お兄ちゃんよりも、お兄ちゃんみたいだったその存在。
でも、私が小学校低学年でみっくんが中学生になる時
遠くに引っ越してしまって、それ以来全然会っていなかった。
当時の私は、みっくんがいなくなったことでかなり落ち込んでたっけ。
「みっくん、全然変わってないね！」
「いや気付かなかったじゃん、さっき」
「でも見たことあるなーって思ったから、さっき入ってきた時に戸惑ったの」
「あぁ、さっきの挙動不審な接客？」
「挙動不審ってひどっ！」
んはは、って笑うその姿になぜだか胸が高鳴る。
たぶん私の初恋・・だったもんなぁ。
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はちみつ(プロフ) - 椿さん» めちゃくちゃ返信遅れました(´；ω；`)最近バタバタしててなかなか更新できずになんですけど、見捨てずにお付き合いくださいねぇ〜♪ヽ(´▽｀)/ (2017年8月10日 12時) (
レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - うわぁ！ありがとうございます(^^)フラッと書いちゃってください笑 勝手に楽しみにしてます笑笑 VersuSも楽しんでます(^^) (2017年7月27日 17時) (レス) id: 82296b2639 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 北山茜さん» コメントありがとうございます(^^)続編のほうは、気が向いたら書きますので是非お楽しみに〜♪ヽ(´▽｀)/ (2017年7月27日 12時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 椿さん» 椿さん！いつもありがとうですヽ(´▽｀)/渉さんとたいぴの関係面白そう！ちょっと書きたくなってきちゃいました！(笑)どうしよう…、いつかフラッと書いちゃうかも？(笑)VersuSの方も読んでいただけてるみたいで有難いです☆今はとりあえずVersuSを完結させますね(^^)♪ (2017年7月23日 23時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - いろいろ番外編も見てみたいですヽ(；▽；)ノ versusも楽しんでおります！これからも更新楽しみにしております(^^) (2017年7月23日 15時) (レス) id: 82296b2639 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつみゆ
| 作成日時：2017年7月9日 13時
