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42 北山side ページ43

その質問をした途端に急に黙りこむみかに
誰か特別な人を思い浮かべてるんだろうなーって思って






「藤ヶ谷先輩?」


「…えっ?!?!?!」







その名前に、バッと顔をあげて目をパチクリさせて動揺しまくりで
分かりやすっ!!








「な、なんで!?
藤ヶ谷先輩知ってるの?!?!」



「森さんから聞いた」



「あぁ…、森ちゃんめ…っ!!」









やっぱり藤ヶ谷って奴のこと、好きだったんだなーって思うと
なぜかザワつく胸の中








「その藤ヶ谷先輩とまた再会したんしょ?
いいじゃん、今度こそ上手くいくんじゃね?」



「……なにそれ、本気で言ってるの…?」






その言葉にみかを見ると
歩いていた足を止めて、悲しそうな顔が街灯に照らされる








「だって好きだったんでしょ?」


「高校時代だよ?
しかも、好きになれそうって思っただけ!!
私が今好きなのはみっくんだけじゃん!!」






むきになってまた俺が好きだって言うみかに
少し安心しちゃってる自分がいて







「私にはみっくんしか見えてないのに、なんでそんな事言うの…っ!」


「はいはい、ごめんごめん」






そう言って軽くハグして背中をポンポンしてやると、大袈裟に照れ始めるみか

その姿にまた自然と顔が緩む







「ほら、もう着くぞ
次いつ店番?」


「明日は仕事遅番だから、明後日!!」


「ん、じゃあ明後日な」


「ん!気をつけてね!送ってくれてありがとう!!」






ヒラヒラと手を振ってその場を去って


しばらく歩いて振り返るとまだ大きく手をブンブン振っている、さっきより小さく見えるその姿








しっしっ、ってジェスチャーで伝えるも伝わらないし
結局曲がり角を曲がるまで見送ってたみか









.








このままだと、やばい


みかの存在が
妹的存在から、少し昇格しちゃうかもしんない

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はちみつ(プロフ) - まいこさん» コメント見落としチェック中でして今更ながら気付きました、ごめんなさい謝。素晴らしすぎるだなんて私なんかには勿体ないお言葉ありがとうございます!こちらこそいつも支えていただいて、いくらお礼を言っても足りないくらいです!これからもよろしくお願いします^^* (2019年5月7日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
まいこ(プロフ) - はちみつさんの作品、素晴らしすぎてずっと読んでます。胸キュンをドキドキをありがとうございます(´;ω;`) (2018年8月16日 19時) (レス) id: 7d705b8093 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 藤北→あんず(*´˘`*)さん» 私もあんずさんの小説応援しますね♪ヽ(´▽`)/ (2017年5月11日 23時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 匿名さん» こんばんは(^^)いや、これから先、藤北も有り得るかもしれませんよっ?!(笑)藤北に想われるなんて夢のようですよねー(*´∀`)生まれ変わるならそんな女の子に生まれ変わりたいです♪ヽ(´▽`)/(笑)これから先、女性社員も絡めつつまた更新がんばりまーす! (2017年5月11日 23時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
藤北→あんず(*´˘`*)(プロフ) - ……これは失礼な真似をしました……すみません……私はおばさん、はちみつさんはお姉さん!に訂正させていただきます。(笑)そうですね、頑張りましょう! (2017年5月11日 18時) (レス) id: b9eb095406 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2017年4月22日 20時

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