21 北山side ページ21
「おっすー」
「おはようございまーす」
会社に出社すると、後輩の千賀が優雅にコーヒをすすっていた
「朝から余裕だな?」
「俺、朝は余裕もちたいタイプなもんで」
あっそー、って適当に流しつつ今日のスケジュールを確認していると
コーヒーの香りをさせた千賀が隣にくっついてくる
「なんだよ」
「今日から可愛い女の子が来るらしいっすね」
「ああ、陽菜ちゃん?」
「え?知り合い?」
「大阪に出張に行った時にいた子」
「まじでっ?可愛いっすか?」
「んー…、まぁー…」
よっしゃー!!ってガッツポーズの千賀に
仕事をしろ、って資料を丸めてポコッと叩くと
はーい、って素直にコーヒーカップを片付けに行く千賀
.
「今日からよろしくお願いします!
柏崎陽菜と申します!」
朝礼で自己紹介をされて、その様子を見ているとバチっと目があって
とびっきりの笑顔を見せられる
そしてそれに気付いた千賀の睨むような視線
.
「なーんか、ふたり怪しいっすね」
「あん?」
「陽菜ちゃんと、北山先輩」
休憩でわざわざ俺の隣に座ってきて
そんなことを言い出す千賀を
別にー、ってごまかしてると
「北山さんっ!!」
パタパタと俺らの方に近づいてくる陽菜ちゃん
「あのっ!
先日は色々とありがとうございましたっ!」
「いやいや、大阪ではこっちがお世話になってたんだし、お礼言うのはこっちの方」
そうですね、って照れたような笑顔を見せて
ついつられてこっちも笑ってしまう
「あの…、
今日私の歓迎会を開いてくれるそうなんですが…」
「ああ、聞いた聞いた」
「北山さんもいらっしゃいますか…?」
「うん、行くよー」
その俺の返事にパッと笑顔を見せて嬉しそうに
ではまた後で、ってまたパタパタと行ってしまった陽菜ちゃん
「陽菜ちゃんの目に俺は映ってた…?」
ポツリとそう呟く千賀の肩をポンっと叩いて慰めると
なんだよーっ!っていじけるのが面白くてついついいつも苛めてしまう
「先輩のどこがいいんだろ、チビなのに」
「おい、誰がチビだ」
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はちみつ(プロフ) - まいこさん» コメント見落としチェック中でして今更ながら気付きました、ごめんなさい謝。素晴らしすぎるだなんて私なんかには勿体ないお言葉ありがとうございます!こちらこそいつも支えていただいて、いくらお礼を言っても足りないくらいです!これからもよろしくお願いします^^* (2019年5月7日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
まいこ(プロフ) - はちみつさんの作品、素晴らしすぎてずっと読んでます。胸キュンをドキドキをありがとうございます(´;ω;`) (2018年8月16日 19時) (レス) id: 7d705b8093 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 藤北→あんず(*´˘`*)さん» 私もあんずさんの小説応援しますね♪ヽ(´▽`)/ (2017年5月11日 23時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 匿名さん» こんばんは(^^)いや、これから先、藤北も有り得るかもしれませんよっ?!(笑)藤北に想われるなんて夢のようですよねー(*´∀`)生まれ変わるならそんな女の子に生まれ変わりたいです♪ヽ(´▽`)/(笑)これから先、女性社員も絡めつつまた更新がんばりまーす! (2017年5月11日 23時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
藤北→あんず(*´˘`*)(プロフ) - ……これは失礼な真似をしました……すみません……私はおばさん、はちみつさんはお姉さん!に訂正させていただきます。(笑)そうですね、頑張りましょう! (2017年5月11日 18時) (レス) id: b9eb095406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2017年4月22日 20時