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「みか」
「んぎゃっっ!!!」
お客さんも来なくて、ボーッと目の前の休憩スペースに流れているテレビを見ていると
お風呂上がりのみっくんが、冷たい牛乳片手に私のほっぺにいきなり押し付けてくるもんだから一気に間抜けな声が出る
「なんだ、その色気のない声」
「だ、だって急にそんなビックリするっ!!!」
「これ飲んでちょっとは色気を身に付けろ?」
ほら、ってほっぺに押し当てられた牛乳を手渡される
「牛乳で色気が身に付くの…?」
「牛乳飲めばちょっとはおっきくなるんじゃん?」
「ちょっ!それどういう意味よーっ!」
「いや、身長の話だぞ?」
ニヤリとしてそう言うみっくんは絶対に確信犯
「…っ!//
だったらみっくんこそ飲むべきじゃないっ!」
「…なんだと?」
おりゃっ、て首に巻いていたタオルを頭に被せられて
みっくんのお風呂上がりの香りが全身に広がる
「わっ!ちょっ!//」
「ふはっ、髪ぐっしゃぐしゃ」
私の目線に合わせて屈み込んで
タオルをバサッて取ってまた自分の首にかけて
ぐっしゃぐしゃだった私の髪の毛を慣れない手つきで整えていく
「すっげー髪の毛やわらけー
猫みてー」
みっくんの指先が私の髪の毛を掬い上げる度にドキドキと鼓動が高まる
そんな私の気持ちを知ってか知らずか平然と続けるみっくん
「もーっ!!!!
好きっ!!!」
「はいはい、
よし!綺麗になったー」
いつものごとく私の告白は華麗にスルーされて
じゃーまたなーって去っていくみっくん
こうして何度も"好き"って伝えてるのに
全然真剣に向き合ってくれない
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はちみつ(プロフ) - まいこさん» コメント見落としチェック中でして今更ながら気付きました、ごめんなさい謝。素晴らしすぎるだなんて私なんかには勿体ないお言葉ありがとうございます!こちらこそいつも支えていただいて、いくらお礼を言っても足りないくらいです!これからもよろしくお願いします^^* (2019年5月7日 22時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
まいこ(プロフ) - はちみつさんの作品、素晴らしすぎてずっと読んでます。胸キュンをドキドキをありがとうございます(´;ω;`) (2018年8月16日 19時) (レス) id: 7d705b8093 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 藤北→あんず(*´˘`*)さん» 私もあんずさんの小説応援しますね♪ヽ(´▽`)/ (2017年5月11日 23時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 匿名さん» こんばんは(^^)いや、これから先、藤北も有り得るかもしれませんよっ?!(笑)藤北に想われるなんて夢のようですよねー(*´∀`)生まれ変わるならそんな女の子に生まれ変わりたいです♪ヽ(´▽`)/(笑)これから先、女性社員も絡めつつまた更新がんばりまーす! (2017年5月11日 23時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
藤北→あんず(*´˘`*)(プロフ) - ……これは失礼な真似をしました……すみません……私はおばさん、はちみつさんはお姉さん!に訂正させていただきます。(笑)そうですね、頑張りましょう! (2017年5月11日 18時) (レス) id: b9eb095406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつみゆ | 作成日時:2017年4月22日 20時