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ht「...うまい」
ポツリともらされた声に良かったと安心して、振り返る。
「お口に合いましたか？」
ht「うん、美味しいよこれ！
同じ豆を使ってるはずだよね、淹れ方が上手いのかな」
「ふふ、ありがとうございます」
ぱぁっと嬉しそうな顔をして褒めてくれた後に、ほぅっとリラックスされた様子でソファーに体を沈める。
やっぱり窓開けて正解やったね。
窓を書類が飛ばない程度に少しだけ開いておいたおかげで、少しだけ暖かくなってきた昼の優しい風がそよそよと部屋に入り、書類仕事詰めで息の詰まっていた部屋が少しだけ空気が和らぐ。
ぽり、とひとらんらん様の故郷である日本から取り寄せたという煎餅を齧る音が部屋に鳴り、初めて聞くような珍しい音に少し興味が湧くが、休憩中の彼の邪魔をしては悪い。
彼がソファーに座ったことで、空いた仕事机の上にある書類をざっとだが仕分けを始めた。
彼の煎餅をかじる音と、私の書類をめくる音だけが響き、しばらくして控えめに、彼が声をかけてきた。
ht「...大ちゃんとはさ、どんな関係なの？」
「鬱様とですか？
...うーん、彼のいう通り幼馴染、でしょうか
それほど幼い頃からの付き合いというわけでもありませんし、しばらく会っていませんでしたから、皆さまの方が付き合いは長いと思いますよ」
ht「へぇ、そうなんだ...
大ちゃんがね、Aさんと再会してから前より楽しそうなんだよ
女遊びも減ったし...あの大ちゃんがだよ？」
「へぇ...私からはなんとも言えませんが、偶然では？」
補佐幹部からすると幹部は上司だからと、話し始めたひとらんらん様の方を作業する手を止めて聞いていれば、まさかのあいつの話でまぁ、許されるだろうとまた手を動かし始めた。
興味がないと暗に示すように普段通りの口調でそう返せば、彼はそれが面白かったのかころころと笑いながらコーヒーをまた一口、口につける。
ht「はは、本当に容赦ないなぁ
偶然と言えばそうなのかもしれないけど、そこそこ付き合いはあるからね、わかるよ
大ちゃんがAさんのことが大好きなのも、大切にしていることも...」
えぇ、嫌やなぁ
本人の口からも散々聞いてて、まだ再会してから数日しかおらんはずなのに今度は人の口から好きやってことば聞かんといけんのかぁ
ht「うーん、この話は嫌みたいだからおしまい！
ね、Aさんよかったら俺のことひとらんってよんでよ」
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有 - 透明玄師さん» はーい！見に行きまーす！ (2019年3月28日 19時) (
レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
透明玄師(プロフ) - 有さん» コメントありがとうございます！大正解！！やっぱり動画みていらっしゃるとすぐ出てきますよね〜w続編出来ましたのでよかったら！！ (2019年3月24日 11時) (レス) id: 9aba64d5b7 (このIDを非表示/違反報告)
有 - エミさんやん！！！！！京都銀行！！漢字あってるかわかんないけど！！！！！！！ (2019年3月24日 10時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
透明玄師(プロフ) - そらさん» かなり返信遅くなってしまい申し訳ありません！！近頃は鍵を外された方もいらっしゃいますが、難しい問題なので悲しくはありますが待つしかありませんよね...私は自分が相当ひどいことをしてしまった、もしくは公式で禁止されない限りは続けていこうと思っています！！ (2019年3月24日 10時) (レス) id: 9aba64d5b7 (このIDを非表示/違反報告)
透明玄師(プロフ) - 赤い狐さん» 誤字です！！！！！誤字で赤い狐さんの気分を少しでも浮かばせられたならよかったです（あかん）ご指摘ありがとうございます直してきます！！ (2019年3月18日 21時) (レス) id: 9aba64d5b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透明玄師 | 作成日時：2019年2月11日 22時
