針の上を裸足で歩く彼女は ページ1
ut「何考えとるん?」
「...いえ、なんでもありません」
あえていうなら現状についてかなぁ!?
するりと言葉でかわしながら私たちは穏やかな顔をして首から下では争っていた。
...え?なにを争っているのかって?
ut「っおら!!
よっし!流石に俺も幹部やからもう力で負けへんで!!」
「っくそ、やからお前くさいから嫌やいうてんやろ!!!」
ぼふっとベッドの上に背中から沈められ、鬱に押し倒される形になるがすぐに切り返して押し倒してくる脇腹を蹴りながら腕の関節を曲がる方に押し、自分の方に倒れ込んでくる鬱を脇腹を蹴った方向にスライドさせるように起き上がりながら投げ倒す。
「流石に状況が状況でも幹部様のベッドを奪うわけにはいきませんので」
にこ、と笑いソファーに座る。
ひとらんらん様が貸してくれた毛布を膝にかけて、鬱が寝るまで待とうと縛ったままだった髪を一度ほどき、また下でゆるく縛る。
ut「よぉいうわ!!
というか、くさいから嫌やってどういうこと!?
俺臭いん!?」
ベッドの譲り合い戦争に勝った私は悠々とソファーに座り、流石に諦めたのかベッドから起き上がって自身の匂いを嗅ぐ鬱を呆れた顔で見る。
「女遊びされているという噂、本当だったようですね」
とんとん、と自分の肩あたりを指で叩けばばっと今来ている服を見た後、部屋にかけてあったシャツを見て、あぁ..!なんて嘆く。
ut「阿保...Aちゃんが来てからはしてへんわ!!」
阿保て、私に言われましても
私が来てからはしてないってことは、出会ってからのことだから少なくとも1ヶ月はしてないってことか。
1ヶ月前に着て女の口紅がついたシャツを洗ってないのもどうかと思うで、きったな
ut「あぁ!!ていうか、Aちゃん強い香りとか苦手やったっけ?
気持ち悪くなってない!?大丈夫?」
はっとやっと気がついたみたいで部屋の窓を開けたり消臭剤を撒く鬱はざっと撒いた後に私に近寄ってきて顔色を見てくる。
「大丈夫」
ut「大丈夫やないやろ、元から体調悪くて顔色悪かったのに、さらに悪くなってるやん」
「うっさ、ファ◯◯◯ズと仲良くしててください」
ぐいっと近くでブツブツ説教垂れる顔をぐいっと消臭剤で押し戻し、ソファーで毛布にくるまり横になる。
ut「あで!!
...体調悪化したら言うてな?
ひとらんらんも、皆んなも心配しとったし...ん?」
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有 - 透明玄師さん» はーい!見に行きまーす! (2019年3月28日 19時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
透明玄師(プロフ) - 有さん» コメントありがとうございます!大正解!!やっぱり動画みていらっしゃるとすぐ出てきますよね〜w続編出来ましたのでよかったら!! (2019年3月24日 11時) (レス) id: 9aba64d5b7 (このIDを非表示/違反報告)
有 - エミさんやん!!!!!京都銀行!!漢字あってるかわかんないけど!!!!!!! (2019年3月24日 10時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
透明玄師(プロフ) - そらさん» かなり返信遅くなってしまい申し訳ありません!!近頃は鍵を外された方もいらっしゃいますが、難しい問題なので悲しくはありますが待つしかありませんよね...私は自分が相当ひどいことをしてしまった、もしくは公式で禁止されない限りは続けていこうと思っています!! (2019年3月24日 10時) (レス) id: 9aba64d5b7 (このIDを非表示/違反報告)
透明玄師(プロフ) - 赤い狐さん» 誤字です!!!!!誤字で赤い狐さんの気分を少しでも浮かばせられたならよかったです(あかん)ご指摘ありがとうございます直してきます!! (2019年3月18日 21時) (レス) id: 9aba64d5b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:透明玄師 | 作成日時:2019年2月11日 22時