災難？其の壱 ページ18
*
syp視点
zm［A！Aがおった！敵軍！敵軍や！Aは味方とちゃう！］
インカムから必死になったゾムさんの声が聞こえる。
あの無能が…敵？
それだけで何をそんなゾムさんは焦ってるのだろう
あんな無能先輩なら一発で倒せるやん
そう考えつつ遠くから敵軍を狙っていると
syp「！？…危なっ…」
突然敵の城から矢が飛んできたと思えば
その飛んできた矢は隣の仲間に当たり
仲間は血を吐いて倒れ、そのまま冷たくなった。
正確すぎる程に心臓を矢が貫いている。
打ってきた方をすぐさま向けば、Aの姿。
syp「今の矢…無能先輩の？」
なんで無能と呼ばれているのか分からないぐらい正確な射撃だった
まあ当たったのもまぐれだろう、そう思った瞬間
syp「！？また矢…！？」
今度は咄嗟に避けるがそれは後ろにいた仲間へ直撃し
そして冷たくなった
また心臓に矢がしっかりと突き刺さっていて
まぐれじゃない、A先輩の実力だ。確信した。
なんでこんな人が無能だなんて…
よく考えたら俺が幹部として入ってきた時からA先輩は無能と呼ばれていた。
俺は訳も知らずに無能だなんて呼んでいたのか
syp「そりゃ手のひら返しも…当然ですよね…」
A先輩に心の内で謝りながらも弓を向ける。
敵なんだから。
syp「あっぶね、また矢」
A先輩はどんどん打ってくる。避けるの一回一回精一杯だ。
インカムを直ちに入れ、言った。
syp［A先輩が打ってきてます。敵の城の上方です。］
そんな情報を仲間に伝える、すると
syp「！？当たっ…」
急に矢が飛んできて、咄嗟に横に捻って避ける。
だが
すぐさままた矢が飛んできて、腕に深く刺さった
syp「ｲｯ………ｯｯｯ…ｶﾞﾊｯ」
syp(こんな短時間で2回も打ち込める筈が……ｯ)
だいぶ痛くって痛みに耐えられず、意識が少しずつ遠のく。
打ってきたのはA先輩じゃない、一人でこんな早く連続で打てる筈ない
そう思い霞んでいく景色の中、その打った奴の姿だけでも仲間に伝えようと敵城を見た
syp「…！！」
*
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天神 - うわあああああ、凄く切ないいいいい……過去のお話大好きです更新楽しみにしてます！ (2022年2月19日 17時) (
レス) @page30 id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
佑々木(プロフ) - 更新ｷﾀｰ♪───Ｏ（≧∇≦）Ｏ────♪ ヤバいなぁ、そっか、そうなるよなぁ......(訳:どう終わるのかめちゃくちゃ気になるけど終わってほしくないです。凄い好きです。ありがとうございます) (2021年12月16日 6時) (レス) @page29 id: 886acc1c14 (このIDを非表示/違反報告)
Looope - grさんを本当にやれるのか、うわ......過去一かっこいいスカッとする作品だ......更新頑張ってください！応援します...！ (2021年10月10日 4時) (レス) @page26 id: 138a405741 (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 切な悲しい… 泣きそう…（°Ａ°） (2021年9月7日 16時) (レス) id: b406379d0b (このIDを非表示/違反報告)
クリームパン - 読み返すのいいよ！！私はそうしてます (2021年9月4日 17時) (レス) id: 23f404288e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：缶詰天使 | 作成日時：2021年7月20日 21時
