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beloved(issei) ページ36

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汐「今日はありがと」


『うん!こちらこそ… たのしかった!』


汐「よかった…」




今日はサークルの同期の汐恩くんとお出かけ



かっこよくて優しくておもしろい汐恩くんはわたしのすきな人で…



そんな優しい汐恩くんはいつもわたしのお家の前まで送ってくれる



3回目のデートで告白されるって言うけど本当なのかな?


ちょっと期待しちゃうなぁ





汐「ねぇA…」



『ん?』




いつもより少し近い距離にいるわたしたち



汐恩くんがわたしの手を取って少し頬を赤らめてこちらを見つめている



ああ待ってどうしよう恥ずかしいかも





汐「A…」





『っ…』







汐「俺…Aが好き






だから… 俺と付き合って?」




『……




うん… お願いします…?』





汐「…っは ほんとうに?」



『うんっ… わたしも汐恩くんが好きだよ』




よかった…と呟きながらわたしをぎゅっと抱きしめる汐恩くん


わたしも彼の背中に腕を回してしばらく抱きしめ合ったあと 少しだけ離れて肩に彼の少し震えた手がのる



少し見つめ合ってからわたしは『いいよ』の気持ちを込めて目を瞑った


彼の息を呑む音が聞こえたあと柔らかく温かいものが唇に触れた







_______







ガチャ



『ただいま〜』



灯りがついているリビングに声をかける



一「おかえりなさーい」



ひとりで住むにはかなり大きなこの部屋で訳あって弟の一成と二人暮らししている



一「ご飯はー?」


『食べてきたよ ありがとね』



わたしの2つ下で今年大学生になったばかりの一成は「Aちゃんと同じ大学に行って同じ部屋に住む!」と宣言して
本当に言った通りに今こうしてわたしと同じ大学に通い同じ部屋に住んでいる



なぜかすごく懐かれている



姉弟の仲がいいなんて素敵じゃないの と義母は言うけれど仲がいいどころの騒ぎではないような気もする



でも物心ついた時に突然できた弟に懐かれるのは嫌じゃないし突き放す理由もない



むしろ小さい頃から愛に飢えていたわたしたちはお互いに縋って生きていくしかなかった




『〜♪』


一「なに 鼻歌なんて歌っちゃって
いい事でもあったの?」


『んーん 別に〜 ふふ』




特殊な関係だからこそなのかわからないけど一成に自分から彼氏の話はしたことがなかった




なんとなく




言えなかった







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こんぺいと(プロフ) - 訫さん» わ〜ありがとうございます( ; ; )中々更新できずすみません!引き続き読んでいただけたらうれしいです°(°´ᯅ`°)° (2023年5月8日 4時) (レス) id: e228441695 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新お待ちしておりました…!これからのお話も楽しみにしています…! (2022年12月3日 2時) (レス) id: ee7d531e6f (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいと(プロフ) - みぃさん» 更新がしばらくできず返信も遅くなってしまいすみませんでした( ; ; )そのように言っていただけてとてもうれしいです(๑o̴̶̷̥᷅﹏o̴̶̷̥᷅๑)がんばります!ヤンデレ最高! (2022年12月2日 1時) (レス) id: e228441695 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - ヤンデレ最高ですね!JO1のヤンデレ書いている方が少ないので嬉しいです!頑張ってください! (2022年6月27日 23時) (レス) id: e08e4cc095 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こんぺいと | 作成日時:2022年5月25日 22時

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