MAD BOY

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〜






碧「大きくなったらおれAとけっこんする！」




『うれしい！』




碧「やくそくだよ？」




『うん！やくそく！』





「『♪ゆびきりげんまん〜うそついたら〜』」







〜






あぁそうか



彼が“婚約”という言葉に一切動じないのは



俺の方が先に約束してただろ？という自信の現れなのかな







妙に納得したわたしは既に彼のその瞳に堕ちていたのかもしれない







ごめんね碧海…






わたしが間違ってたよ








『わたし ...







碧海と結婚する』







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数か月後






『碧海待って〜』






碧「はよしやんと市役所閉まるで」






『待って！リップも塗りたい！』







どれにしよう〜と焦るわたしに





碧「しょうがないお姫様やな



リップなんてこれでええねん」






と言いながら玄関から引き返してきて





ん？と思った時には顎を持たれて






ちゅ と軽く唇が重なった







『！』






反射的に見上げた彼はとても優しい笑みを浮かべている





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この数か月間いろいろなことがあった





川西さんに伝えるとあっさり身をひいた




疑問に思っていると新入社員の子となにやらいい感じらしいという風の噂




はい？知らなかったんですが？




社内で噂されると嫌だからという理由でわたしたちの関係は同僚には話していないので誰にも知られていなくてよかったですね？




今までもそういうことしてたんですか？





と 川西さんに黒い感情が湧くけれどそんな事はもうどうでもいい







一緒に住もうと言ってくれた彼と2人で小さめのアパートを借りた




昔からわたしにあまあまだった碧海はよりあまあまになって胃もたれしそうなくらいの生活を送っている







碧「何にやにやしてんの？」





『んーん なんでもない(笑)』






碧「なんやそれ(笑)かわいいなぁ」





『っ！



ほら！はやくしないと時間間に合わないかも』






碧「せや！忘れてた！行こかA」







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今日





わたしは金城Aになる








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