MAD BOY

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『もしもし』


純「A？

何してたん

遅い」


『ごめんね』


純「明日仕事休みよな？
今日仕事終わったらそのまま俺ん家来て」


『うんっわかった』


純「待ってる」




業後



『お疲れさまでした〜お先に失礼します』



仕事が終わってわたしは急いで純喜くんのお家に向かう



ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ



チャイムを押した瞬間ドアが開いて


中から出てきた純喜くんに腕を引かれてそのまま純喜くんに抱きしめられる



純「A 会いたかった」

抱きしめながら耳元で囁くから背中がぞくぞくする


『わたしも会いたかった』


力強く抱きしめてくれる純喜くんの背中にわたしも腕を回す


抱きしめている腕を緩めると純喜くんはまたわたしの手を掴んでベッドルームに

わたしをふわっとベッドに押し倒すと


純「なぁ なんで今日電話出るの遅かったん」

怒りのような切ないような表情を浮かべている


『ごめん なんか同期に捕まっちゃって
話してたら遅くなっちゃった』


そういうと純喜くんは顔を近づけてきて


純「それ男やんな」


嘘がつけないわたしは素直に頷く


その返事に純喜くんは一瞬眉を顰めた後

獣が獲物を見つけたような目でわたしを見つめる

わたしはその表情に恍惚とした



純「俺以外の男見たらどうなるかわかっとるよな？」


『うん... わたしには純喜くんだけだよ？』


純「Aかわいい」



あぁなんて幸せなんだろう


わたしたちは今日も夜に堕ちていく




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