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途中で角名と銀島と別れ、3人で家に向かって歩いていた。
「そう言えば、Aの家どこなん？もーちょい先？」
宮家がだいぶ近くに近づいていたため、治がAに聞いた。
「いや、そこのマンションの7階やで」
Aはそう言って宮兄弟の家の近くにある大きなマンションを指さした。
「え、俺らんちとめっちゃ近いやん！！！Aのおとんとおかんに会いに行ってええ？久しぶりに会いたいわ」
侑がそういうと、Aはごめん、と言い、こう続けた。
「私、いま一人暮らしやねん」
「え」
「実は、小学校の時親の仕事の関係で東京に引っ越ししたんやけど、今度はお父さんもお母さんも海外にいかなあかんくなって…さすがについていかれへんから、近くにおばあちゃんちがあるこっちに引っ越してきたんよ」
Aの親は2人ともバリバリ仕事をする人で、小さい頃からAは家で1人でいることが多かった。そのためAは宮兄弟に引っ張られて宮家でお世話になっていた。
しかしAの両親はとても良い人で、宮兄弟も懐いていた。
「海外かぁ、そら寂しいな。1人辛ないか？いつでもうち来ていいんやで」
治の言葉に同調するように、侑もうんうんと頷いた。
「もう慣れてるで。ありがとう。でも久し振りに侑と治のお母さんとお父さんにもあいたいな」
そのAの言葉に、せや！と侑が大きい声を出した。うっさい、と治に言われても侑はこう続けた。
「今日うちに飯食いにきーや！」
「えっ、急やし迷惑やろ！」
「何いうてん！小学校の頃そんなん気にしてなかったやろ！！」
ほな行くで！とAの手を兄弟揃って引っ張って家まで連れていく。「いつの話をしとんねん！！」と突っ込むAには耳を貸すことなく家まで引きずっていった。
「おかん！！A持ってきた！！」
Aがモノ扱いか！！！と突っ込んでいると束の間、宮兄弟の母親がバタバタと玄関先まで走ってきて、数秒固まった後、ガバッとAを抱きしめた。
「Aちゃんあいたかったで！！！なんで連絡してくれへんの！！」
そう言いながら涙を流した。会ったときのリアクションが双子と同じやなぁ、さすが親子、と思いながらAは宮兄弟の母親を抱きしめ返す。
「連絡できんくて、ごめん。ただいま」
両親が忙しく、母親代わりとして育ててくれた宮兄弟の母親は、Aにとって第二の母のようであった。
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ちび(プロフ) - ひなこさん» コメントありがとうございます！その通りです！お恥ずかしい…ご指摘ありがとうございました！ (2020年7月5日 14時) (
レス) id: c0c643d2d0 (このIDを非表示/違反報告)
ひなこ - 12ページの角名くんのセリフ火のないところに煙は立たないが正しい言葉だと思いますよ、 (2020年7月1日 20時) (レス) id: 70a16b712e (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - リョンリョンさん» コメントありがとうございます！！もっときゅんきゅんできるように、更新頑張ります(*^^*)暖かいお言葉励みになります！ (2020年6月6日 23時) (レス) id: c0c643d2d0 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - さむつむさん» コメントありがとうございます！クロは私的に女性に優しいイメージなので、そこを意識して書いてます笑 更新頑張ります！！ (2020年6月6日 23時) (レス) id: c0c643d2d0 (このIDを非表示/違反報告)
リョンリョン(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主が宮兄弟にまた会えるようにと思ってバレー続けてるとか普段強気なのにとても健気でかわいいです笑稲荷崎の宮兄弟と北さん推しなのでめっちゃ見ててキュンキュンします！！更新大変だと思いますが頑張ってください！ (2020年6月6日 13時) (レス) id: 21731a0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちび | 作成日時：2020年6月4日 19時
