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「北さんちわっす」



「おん、銀今日このメニューで頼むわ。治はこれな。………ほんで侑。お前始業式寝てたやろ」



「え、あ、いや、その、…すんません」



「俺に謝ってもしゃーないやろ、話は聞けよ。……………その子は?」



北は侑の後ろに立つ女の子に気がついて問いた。



「俺とサムの幼馴染で、今日転入してきたんすわ。今日見学させてもええですか?」



侑の言葉にAもはじめまして、と続いた。



「見学か、ええよ。ボール危ないから上で見てもらって」



北がそういうと、Aは侑の前に出て、思いがけない行動に出た。



「あの、主将さんですか?」



「おん、そうやで、どないした」



お、おい、とAに声をかける治を無視してAは続けた。



「2年2組の真白Aと言います!このバレーボール部のマネージャーしたいです。させてください!」



…忘れてた。こいつ、めちゃめちゃ気強いんやった。



宮兄弟は小学校の頃、身長がそこまで大きくなかった。双子であることをいじられることも多かった。そこで毎回言い負かしていたのがAだった。

侑も治も、Aが泣いてるのを見たことがない。一見物腰柔らかそうな可愛らしい女の子であるが、その中に持つ闘争心、信念は人一倍大きかった。



「…………今うちはマネージャー募集してない。去年入部したマネージャーでいろいろあったからな。申し訳ないけど、断らせてもらうわ」



北は無表情で答える。

通常では、マネージャーがいて困ることなどない。しかし昨年のことがかなり大きかったため、北は問題を避けようとしたのだろう。

北は圧がすごい。存在でプレッシャーを与える。普通の女子であれば、この時点で怯むのだが、Aは引くという単語を知らないやつだった。



「えっ、その昨年のマネージャーと私、なにが関係あるんですか?」



体育館の空気が凍る。



や、やらかしおった…



宮兄弟は頭を抱えた。

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設定タグ:ハイキュー , 宮侑 , 北信介   
作品ジャンル:恋愛
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ちび(プロフ) - ひなこさん» コメントありがとうございます!その通りです!お恥ずかしい…ご指摘ありがとうございました! (2020年7月5日 14時) (レス) id: c0c643d2d0 (このIDを非表示/違反報告)
ひなこ - 12ページの角名くんのセリフ火のないところに煙は立たないが正しい言葉だと思いますよ、 (2020年7月1日 20時) (レス) id: 70a16b712e (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - リョンリョンさん» コメントありがとうございます!!もっときゅんきゅんできるように、更新頑張ります(*^^*)暖かいお言葉励みになります! (2020年6月6日 23時) (レス) id: c0c643d2d0 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - さむつむさん» コメントありがとうございます!クロは私的に女性に優しいイメージなので、そこを意識して書いてます笑 更新頑張ります!! (2020年6月6日 23時) (レス) id: c0c643d2d0 (このIDを非表示/違反報告)
リョンリョン(プロフ) - 初コメ失礼します!夢主が宮兄弟にまた会えるようにと思ってバレー続けてるとか普段強気なのにとても健気でかわいいです笑稲荷崎の宮兄弟と北さん推しなのでめっちゃ見ててキュンキュンします!!更新大変だと思いますが頑張ってください! (2020年6月6日 13時) (レス) id: 21731a0686 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちび | 作成日時:2020年6月4日 19時

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