【朱桜司君】Part11 ページ13
貴方視点
司「それですね、瀬名先輩が…………
お姉様?」
『ボー)……』
司「お姉様!」
『ボー)……』
司「………お姉様っ!!」
『ひゃい!?』
放課後の帰り途中、突然司くんの声がした。
私は、ハッと我に返る。私は、先程(音楽室)の事が頭に粘りついていて離れないのだ。
司くんは、ニコニコしながらこう言う。
司「心無しか、お姉様は少しHappyに見えます。
何か、ありましたか?この朱桜司、お姉様の気持ちを共有していきたいです…♪」
『司くん……』
司くんに限らず、アイドル達はどの道皆優しくしてくれるからとても心に響く。
司くんならいいかな?中3からの腐れ縁だし、頼りになるはず…。
『実はね、司くん』
微笑みながら言うと、司くんは、はいと紳士に微笑む。彼は、私のことを聞いてくれた。
***
話を終えて私は、どう思う?司くんと尋ねる。
それにしても、意外と長く話してしまった。
いつの間にか、日もくれていて赤い髪の司くんに負けるが、溶け込むように見えた。
司「………お姉様は、」
『ん?』
司「leaderがお好きなのですね……。」
司くんが、急に俯く。
『え、もしかしてこういう話苦手なの……?』
司「いえ、…………ただ…」
小さく呟いたその言葉は、静かなこの街ではよく聞こえる。
私は、彼の言葉をひとつも逃さないように彼に一歩近づいた。
司「私は、お姉様……いえ、貴方が好きです。ずっと前から…貴方を見た時から…。ずっと。」
『……え』
司「だから、その勝負………貴方が敗北となった場合…」
『___わっ、?!』
突然、腕を引っ張られる。
司くんは、私を抱きとめると耳元に唇を寄せた。
司「___問答無用で、貴方を奪いに行きますからね?………A?」
『っ〜〜!!』
耳元で呟かれると、ビリビリとした物が背筋を通る。
真っ赤になってしまった私は、回らない思考の中で彼が、ゆっくり離してくれる。
司「勿論、今はお二人のturnなので司は紳士にその時を待ちますから、それまでいつも通りに接してください、お姉様」
『え……あ、はい』
つい敬語になってしまった。
司くんは、くすくす笑って「お姉様は可愛らしいですね」と言う。
いや、待って前まではそんなこと言わなかったじゃん!!
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shiro - レオの優しさに感動してしてまいましたありがとうございました。コロナウイルスなどにならないでください。 (2020年3月24日 15時) (レス) id: a2ed73a7a3 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - 完結おめでとうございます!ずっと楽しみに読んでました!続編出してほしいなぁと思います! (2018年4月13日 17時) (レス) id: 38c9e68d17 (このIDを非表示/違反報告)
*スバルと大吉推しのアヤ*(プロフ) - ほたるさん» ありがとうございます!そう言って頂けて光栄です! (2018年4月12日 22時) (レス) id: bcd155a382 (このIDを非表示/違反報告)
*スバルと大吉推しのアヤ*(プロフ) - ナツさん» ありがとうございます!叫んでたんですねw続編は、様子見してからですね!本当にありがとうございます! (2018年4月12日 22時) (レス) id: bcd155a382 (このIDを非表示/違反報告)
*スバルと大吉推しのアヤ*(プロフ) - 雪乃さん» せっちゃんありがと!(←)レオは輝いてたよ…← (2018年4月12日 22時) (レス) id: bcd155a382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蟄乃 | 作成日時:2018年3月11日 15時