part.45 ページ48
th side
ぽやぽやした顔で僕を見つめるAちゃん。
だめだ、今この瞬間にも好きが募る。
僕、嘘ついてたね。
君の目に映るだけで…なんて無理だ。
君を目の前にすると、欲が溢れて止まらない。
僕だけのものにしたい、閉じ込めたい。
取り返したい。
戻りたくないなら、最初から始めよう？
Aちゃんが辛いなら、思い出も全部棄てるから。
だからもう一度僕を選んで。
th「Aちゃん、僕の名前を呼んで？」
『……てて、』
th「そう、テテだよ。」
頬をするりと撫でると、さっきみたいに振り払われることはなくて少し安心する。
眉を寄せて可愛い顔して考え事をしてるみたい。
てっきり ”ペット” なんて呼ばれてたからどんな酷い扱いをされてたのかと思ったけどやっぱり僕の弟だね。
信頼してよかったみたい。
だからこそ、わかんないよね？
大事に扱ってくれるジョングギと初めて愛をあげた僕。
選ぶなんてできないに決まってる。
きっとAちゃんはこう思ってるでしょ？
私には選べないからテテが決めて、って。
でも、それじゃ意味が無いんだよ。
Aちゃんの言葉で、行動で、僕のそばにいたいって示してもらわないと。
th「ねえ、Aちゃんは……僕のことが嫌いになっちゃった？」
『…違う…けど…えと、わから、ない…』
th「うん、僕も分からない。さっきも言ったでしょ？
わからないから、やり直すんだよ。
待たせてごめんね？テテが迎えに来たよ。」
『やぁ、離して……！』
th「だーめ。もう二度と離さない、逃がさない。」
もう待たなくていーや。
やっぱり僕って気が変わるのが早いみたい。
だって離してなんて言う割に全く力のこもってない手。
抱きしめて耳元で囁くと簡単に赤くなる顔と潤んだ目。
……背中に回った手。
全部、僕を受け入れてるじゃん。
ほんと僕のAちゃんは昔と変わらない。
単純で無知で流されやすい。
愛に貪欲な可愛い可愛いAちゃん。
そんな空っぽのAちゃんを愛してるんだよ。
th「もうずっと心から笑えないの。
何をするにもAちゃんが隣にいないと意味が無い。
お願い……僕が好きって、愛してるって言ってよ……」
これはただの本心。
あの幸せだった空間に僕を連れてってよ。
『てて、泣かないで、？』
th「ひひ、ダサいなあ僕。」
『……！てて、あい、してるよ、？』
知ってる。君がこの笑顔に弱いこと。
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アや(プロフ) - やばいですめっちゃ楽しみです続き！！ (2022年1月7日 3時) (
レス) @page46 id: df745531ec (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - ほんとに続きが楽しみです！！！ (2021年12月28日 7時) (レス) @page38 id: 6b33558517 (このIDを非表示/違反報告)
天使と恐竜に惚れたﾖｼﾞｬ(プロフ) - いつもお話読ませていただいてます(^^)とってもこのお話大好きです！！グテが主人公ちゃんを取り合いしそうでキュンキュンします♡どちらにせよ愛される主人公ちゃんが可愛すぎます！お話更新待ってます！ (2021年12月14日 7時) (レス) id: 4e64304b7c (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - この時点でキュンキュンしてます！どうなるのか、、楽しみです！😊 (2021年11月30日 23時) (レス) id: 32682f4dc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rr_jk1 | 作成日時：2021年11月29日 4時
