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「Aちゃん助けて…」
青い彼 ページ2
『大先生おはよう！』
ぴたりと手を止めごまかすように彼に笑顔を向けて返事をしてみるも
「起きるの早ない…もうちょいこのままで…」
まだ眠い様子の彼は私の肩口に顔をうずめながら腕の力を再度強めてくる
下着をつけられそうになっていることに気づいていない彼におかしさがこみ上げてくる
(このまま眠りについてもらえばいたずら成功では？)
高揚感を態度に出さないよう慎重に、彼が再度眠りにつくように誘導する
違和感を覚えさせないよう抱きしめ返すふりをしてゆっくりと腕を背中に回す
耳元から聞こえる寝息が深いことを確信しホックをかけた
体格上ギリギリ一番外側のホックになってしまったがまあいいだろう
外していた肩紐をゆるめ前側の留め具を再度かけなおして完成！
起きてから驚く彼のまぬけな姿を想像し、笑いを殺しながら彼の顔を覗くと
にやにやとした笑顔の彼と目があった
『だっだいせんせいおきてたの？！』
「あたりまえやん、朝から体まさぐられて誘ってんのかと思ったわ
あー笑いこらえるの大変やったー」
ひとしきり笑うといつものふざけた調子で
「吸う？」
『いらない！』
「あん、ちゅめたい」
気が付けばするするとまわる怪しい手つきに焦りを覚え急いで布団から跳ね起きる
『いたずらしてごめん！でも朝からは嫌だからね！ご飯作ってくる』
ベッドに彼を残しキッチンへ向かった
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
『あれ、まだつけてたの』
「体固くて腕回らんかってん」
『面白いしずっとつけてれば？』
「いやや〜俺そんな趣味ないし、あでもオモロいから写真撮って？」
『あはは、おっけー』
(Aちゃん着替えてもうたしせっかくの彼シャツも撮っときゃよかったなー)
なんて言ったら意識してもう着てもらえないだろうから胸にしまっておく大先生だった
−−−数日後−−−−−−−−−−−−−−−−
ｋｎ「よおAずいぶんかわいいブラつけてんねんな」
『えっそれどこで』
kn「大先生から写真見せてもらっててん、仲良くてええなあ！」
怒りと恥ずかしさがこみ上げもうこんなことしないと決意した
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作者名：七氏 | 作成日時：2020年8月14日 18時
