康二 ページ38
照side
丁度急患も収まっていた夜中の１時
舘さんから電話があった
涼太 「あ、もしもし照？」
照 「どうしたの？」
涼太 「今患者多い感じ？」
照 「いや今収まって仮眠とってたとこ」
これはなんかあるなと思って仮眠をとってたベッドを降り
靴をはいて廊下に出た。
涼太 「いやね、康二が４０度の熱出しててちょっと
異常だから念のため病院連れてこうと思ったけど
今自分たちで車回せないから救急車呼ぶことにしてさ」
照 「あーおっけ。あとどのくらいで付きそう？」
涼太 「今翔太が救急車呼んでくれてるから３０分もかからないかも」
俺はすぐに胸元のメモ帳を開いて
照 「じゃあ館さん、現状細かく聞いといてもいい？」
涼太 「帰宅時８時くらいから顔が真っ赤だったから
その時には発熱しててずっと熱は高いまんま。今、熱が４０度で
クスリは服用させてない。自己申告だと頭痛と吐き気もあるみたい。」
俺はすぐに内線を取った。
照 「舘さん了解です。んじゃ待ってるね。」
涼太 「うん。」
「もしもし」
照 「あっ、佐久間？今大丈夫？」
大介 「うん。どうした？」
照 「康二がね、熱が４０度あるらしくて３０分以内に
こっちに搬送されてくんだけどさ」
大介 「うそだろ？」
照 「夕方まで佐久間さ、康二と一緒だったでしょ？
なんか気づかなかった？」
電話の向こうであたふたしてる佐久間が浮かぶくらい
動揺した物音がガタスタ聞こえてくる。
大介 「なんっも気づかなかった。」
照 「そう・・。多分舘さんが付き添ってくるんじゃないかって」
大介 「じゃあ到着するぐらいにそっちに阿部ちゃん置いといたがいいかも」
照 「なんで？」
大介 「康二喘息持ってんだよ。」
照 「マジで？初耳なんだけど。じゃぁ・・・」
大介 「オレ伝えとく。」
照 「サンキュ」
そうして内線は切れた。
あとは・・・
照 「血液検査と１人患者くるからベッドの確保とか
受け入れ準備モロモロよろしく」
俺は今晩当直の看護師に伝言を頼んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1409人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
バナナ - 続編つくってもらいたいです (2022年9月26日 19時) (
レス) id: 1fdf6b055d (このIDを非表示/違反報告)
果恋 - リクエストお願いします！ 吐瀉物を浴びた舘様が意識不明の重体になる話が見たいです！治った後に翔太くんが過保護になる話が見たいです！ (2020年6月19日 16時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - リクエストおねがいします！！阿部くんが体調が悪いことを隠して無理し続けて，倒れてしまい，ゆり組に看病して欲しいです！ (2020年6月12日 13時) (レス) id: b69e89989c (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - リクエストお願いします！舘様がずっと救命医で朝から晩まで働いていて全く寝れていなかったせいか具合が悪くなりそれを秘密にしてて勤務してて倒れるまで我慢してしまうというお話がみたいです！語彙力なくてすみませんm(｡>__<｡)mよろしくお願いします！ (2020年6月7日 20時) (レス) id: 871b2fd33b (このIDを非表示/違反報告)
九十九屋(プロフ) - 康二が子供を庇って階段から落ち軽い骨折しちゃって皆に看病される話お願いします (2020年6月5日 16時) (レス) id: 15ce4bcc49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：椋【ムク】 | 作成日時：2020年5月29日 3時
