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「そんなこと意識せんといてください。Aちゃんはもう僕らの家族です。役に立とうとかそうやなくて、一緒に戦おうくらいの軽い気持ちでいてくれた方が僕らとしても嬉しいですよ。
Aちゃんはこれまで僕らの家族になろうって色々頑張ってくれてました。その頑張りはみんなもよく知ってます。でも、そもそもみんなAちゃんを家族として認めてます。そんな力まなくても大丈夫。自分の家くらい肩の力抜いて過ごせないといつか精神も体も壊れてしまいます。」
家族として認めてくれている…。その言葉にどれだけ救われただろう。これまで少しでも皆さんのお役に立てたら、あわよくば皆さんにメンバーとして認めてもらえたらと思って行動してきた。
幼馴染の集いであるこのグループに1人所属歴が短い私。皆さんの仲の良い様子を見ていたら自分の余所者感が際立っていて。それが辛かった。でも私には他に頼る場所も悩みを話せる人もいない。1人で抱えてきた。
自分が思い悩んでいることも押し殺して皆さんと接してきたつもりだった。気付かれていないと思っていたのに。
「センラさんはいつから家族になることを意識していることに気付いたんですか。」
「んー。Aちゃんがきて数日経ってからですかね。組織に慣れたと同時に力んでるんやなって感じました。」
「隠していたつもりだったんですけどね…。」
そこからぽつぽつと自分の思っていたことを話している間に少しずつ視界がぼやけてきた。
「すみません…ちょっと…。」
「泣いちゃってええですよ。悩んでたこと、吐き出しちゃってください。」
優しく背中をさすってくださるセンラさんは本当にお母様のようで。声を上げて小さい子のように泣きじゃくった。
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陽菜(プロフ) - 死蝶さん» コメントありがとうございます。番外編も…！番外編は本編では描けなかったちょっとした小ネタ集ですが楽しんでいただけると幸いです。 (2020年5月18日 20時) (
レス) id: a3a4b2e9d4 (このIDを非表示/違反報告)
死蝶(プロフ) - 初コメ失礼しますっ！すんごい好きです！番外編も読ませて頂いてます！これからも更新楽しみにさせていただきます^^* (2020年5月17日 17時) (レス) id: 39831eb652 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽菜 | 作成日時：2020年5月11日 12時
