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眠い時は眠い ページ12

渚達と離れて、電車に乗る。私の前に電車に乗った人達が、荷物を落とす。黒髪の探偵のような格好をした男性と、明るい髪色にピンをつけた少しオーバーサイズの服を着た男性に声を掛ける。不思議な格好な人達だ。
貴「あの、落としましたよ。」
 「あ、有難うございます。」
明るい髪の人は見かけに寄らず礼儀正しかった。隣の探偵さんは私をじっと見ている。
貴「あの?どうかしましたか?」
 「否、何も。君、学生?」
貴「え?は、はい。」
 「ふーん。」
何なのだろう此の人達。不思議な人たちだ。其の儘私は寝落ちした。


声を掛けられて、振り返ると、制服を着た女の子がいた。何処かで見たことのある。面影があった。見過ぎて居たのか、質問された。取り敢えず、学生なのか質問してみた。多分他人の空似だろう。


電車から出て、暫く歩いていた。ふと、川を見ると、人が流れている。厭な予感がして、無視しようとしたが、ポートマフィアに未だ、必要なので助けに行く。
貴「治。此処で何してるの。」
首や、腕な所々に包帯を巻いていて、軽く整えたぐらいの黒い髪に整った顔立ちの湿った男性____太宰治を見つめる。
太「何って、見ての通り入水だけど?」
貴「そう云うことじゃなくて、はぁ、もう佳い。」
太「そんな事より、翠麗、心中しない?」
貴「しない!」
治といると、調子が狂う。治と話すのは楽しいのだが、いつも治のペースに巻き込まれる。
太「翠麗は長期任務の途中かな?」
貴「うん。中学校に行って暗殺の依頼。それより、仕事は?」
太「今行ったら、佳いことがありそうだから、行こっかな。」
貴「行こうかなじゃなくて行かなきゃ駄目。」
太「えぇ、じゃあ、翠麗も付いてきてよ。」
貴「え?否、私はポートマフィアだから。」
鏡花が元気か見たいし、福沢さんにも久しぶりに会いたい。だけど、武装探偵社に入るのは、一寸。
太「鏡花ちゃんに会いたいんでしょ?鏡花ちゃんは元気だけど、自分の目で見た方が佳いよ。其の方が安心できる。迷うなら、行こう!」
貴「えっ!?あっ、ちょ、一寸!」
治に持ち上げられる。俗に云う、お姫様抱っこだ。悪い気はしないのだが、細身の男性に抱えられた事に驚いている。そして、治が歩き出す。其の揺れが何だか、心地良くて、其の儘眠ってしまった。治は、子供の扱いに慣れているのか、疲れも見せずに運んでくれていたそうだ。

探偵社での騒ぎ 壱→←賑やかな下校



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 暗殺教室 , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:蜜柑食堂 | 作成日時:2023年3月2日 21時

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