【鬼滅の刃】春柱の弟達は天使で悪魔。【時透兄弟】【短編集】

Halloween night！１　*雪花 様リクエスト ページ34

【A side】

１０月中旬、吹く風の冷たくなってきたある夜。

時透 無一郎
「ねえ兄さん一緒にス○ブラしようよぉ」

時透 有一郎
「しない」

時透 無一郎
「一回だけでいいからっ」

時透 有一郎
「今勉強中だ、邪魔するな」

時透 無一郎
「何の勉強？」

時透 有一郎
「数学。三角比だ」

時透 無一郎
「高１の範囲じゃん…

ねぇ一回だけ、一回だけでいいから付き合ってよぉ」

時透 有一郎
「やらないっていってるだろ、しつこいな。CPUとでもやっておけよ」

時透 無一郎
「もうやりあきたよ」

時透 有一郎
「じゃあ姉さんにでも頼むんだな。俺は絶対やらない

…それより、お前こそ勉強しなくていいのか？今度国語の文法のテストあるだろ」

時透 無一郎
「う"っ…だ、ダイジョーブダヨ」

時透 有一郎
「信用ならないな、ほら、スマ○ラやってないでさっさと勉強しろよ」

時透 無一郎
「うぅ、一回だけ、あと一回だけやらせてえぇ…」

そんな弟達の微笑ましい会話(？)を聞きながらテレビで「こくぶさ」を見ていたとき。

(「こくぶさ」に関しては４作目、【鬼滅の刃】密着!時透ツインズ24時【時透兄弟】参照よ。ちなみに今回は話題の不良系読モ、墮姫ちゃんに密着してたわ)

ブブッ、と私のスマホがテーブルの上で震え、LINEの通知を知らせる。

手に取れば画面に映るのは「ﾐﾂﾘ―――。」の文字。

…仲良しの大学生、元恋柱の甘露寺蜜璃ちゃんからだ。

トーク画面を開くとこんな文面があった。

ﾐﾂﾘ―――。こんばんわ、Aちゃん!元気?突然のLINEごめんなさい!

ﾐﾂﾘ―――。31日って何か予定あったりするかしら?

ﾐﾂﾘ―――。31日、私の家でハロウィンパーティすることになったの!

ﾐﾂﾘ―――。前世の鬼殺隊の皆を呼ぶつもりだから、もし予定がなければ是非来てね!

ﾐﾂﾘ―――。有一郎君と無一郎君にも伝えてくれると助かるわ〜!

ﾐﾂﾘ―――。追伸、無一郎君と有一郎君の連絡先、よければ教えてちょうだい!

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