【鬼滅の刃】時透の長女は弟達を溺愛したい。【時透兄弟】【短編集】

4 ページ38

【しのぶ side】

時透 A
「はぁーっ…よく考えたらそうよね…」

胡蝶 しのぶ
「よく考えなくてもそうだと思います」

時透 A
「私勢いに任せて結構酷いこと言っちゃった…」

栗花落 カナヲ
「な…何て言ったの…?」

時透 A
「この昆布頭っ!!」

しのぶ&蜜璃&カナヲ
「・・・。」

…いや、あなた達兄弟髪型一緒じゃないですか。

喉元までその言葉が出かかったのはきっと私だけじゃないだろう。

時透 A
「…ところで、順番ってどうやって決めよう?」

甘露寺 蜜璃
「はいっ!はい、はぁいっ!!」

Aの言葉に甘露寺さんが元気に挙手。

時透 A
「はいっ、蜜璃ちゃん」

甘露寺 蜜璃
「じゃんけん何てどうかしら!!私もよく弟たちとするの!!」

時透 A
「あー…けどじゃんけんは無理かも」

胡蝶 しのぶ
「あら、なぜです?」

時透 A
「ゆうとむいが…」

甘露寺 蜜璃
「じゃんけん出来ないの…?」

栗花落 カナヲ
「やり方がわからないの…?」

胡蝶 しのぶ
「何歳児だと思ってるんですか」

時透 A
「あの二人がじゃんけんやると…









ずっとあいこなの!!」

蜜璃&しのぶ&カナヲ
「・・・。」

流石双子…。

時透 A
「最初は意気揚々とじゃんけんし始めるんだけどね?

延々とあいこで、私が知る限り六時間が最長記録」

胡蝶 しのぶ
「１日の４分の１も使って何してるんですか」

時透 A
「それで何かを決める時は途中で誰かが切って王様じゃんけんにするんだけど、二人とも同じものしか出さないから結局決まらなくて…」

栗花落 カナヲ
「わぁ…」

甘露寺 蜜璃
「ずっと変わらないなんて凄い絆ね!!キュンキュンしちゃうわぁ…♡♡」

時透 A
「それで最終的には二人とも飽きて、結局別の人が決める、みたいな?」

甘露寺 蜜璃
「それじゃ、じゃんけんってわけにはいかないわね…」

栗花落 カナヲ
「…あ、はいっ!!」

時透 A
「はいっ、カナヲちゃん」

栗花落 カナヲ
「これを使えばいいと思う…!!」

そういってカナヲが取り出したのは、姉さんがあげたコイン。

栗花落 カナヲ
「表が出たらこっち、裏が出たらそっち、みたいな…!」

時透 A
「いい考えなんだけど、一つ問題が…」

私達、三人…

栗花落 カナヲ
「あっ…」

5　※追記しました→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す