【鬼滅の刃】私の継子【時透無一郎】

第27話 すごい頭突き ページ31

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不「鬼が何だって？坊主ゥ

鬼殺隊として人を守るために戦えるゥ？

そんなことはなァ、ありえねぇんだよ馬鹿がァ！」



貴「不死川さん！！」





止めるのが遅かった。

不死川さんの日輪刀は箱を勢いよく貫通した。箱からは赤黒い血が滲み出て、地面に垂れ落ちた。





炭「俺の妹を傷つける奴は柱だろうが何だろうが許さない！！」



不「ハハハハ！！

そうかい！よかったなァ！」





炭治郎くんが不死川さんに向かって一直線に走る。

大切な妹が刺された。怒って当然だろう。





冨「やめろ！！

もうすぐお館様がいらっしゃるぞ！」



不「！！」





冨岡さんの呼び止めに不死川さんが反応。

が、既に振った刀と炭治郎くんは止まらず。



炭治郎くんは不死川さんの攻撃を上に飛んで避けると、その勢いのまま不死川さんに頭突きした。

ガッてすごい音したけど大丈夫かな……





甘「ブフッ！」



貴「…蜜璃ちゃん」



甘「すみません」





いや、確かに面白かった。

だけど不死川さん鼻から血が出てるし、これ止めないと炭治郎くん本当に殺されちゃう気がするよ。





炭「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら柱なんてやめてしまえ！！」



不「てめェェ…ぶっ殺してやる！！」



貴「両者そこまでです」





これ以上白熱されても困るので不死川さんと炭治郎くんの間に立ち、仲裁に入った。





貴「不死川さん、さっきも言いましたけど

この2人の対処はお館様がいらっしゃってからです、少し落ち着いてください

これはあなたにも非がありますよ」





あと鼻血でてるので拭いてくださいと手巾を差し出すと、いらねェと拒否されたので強引に鼻に押し当ててあげた。

すると不死川さんは一つ舌打ちをして大人しくなった。





貴「炭治郎くん

大切な妹さんを傷つけた無礼お詫びします」





私が頭を下げると炭治郎くんは慌てるように頭をあげてくださいと言った。





貴「あの人本当は優しいんですよ」



不「てめェから先にぶっ殺されてぇようだなァ」



炭「(説得力…)」





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