第25話 鬼殺隊柱合裁判 ページ29
*
「やい!!
いつまで寝てんだ!さっさと起きねぇか!!
柱の前だぞ!!」
隠に起こされた炭治郎くん。
先日の那田蜘蛛山の任務からずっと気絶をしていた彼は混乱しているようだ。そりゃそうだよね、起きたら知らない場所で知らない人たちに囲まれてるんだもの。
ここはどこだと言わんばかりにキョロキョロ首を動かす炭治郎くん。
胡「ここは鬼殺隊の本部です
あなたは今から裁判を受けるのですよ
竈門炭治郎君」
煉「裁判の必要などないだろう!
鬼を庇うなど明らかな隊律違反!
我らのみで対処可能!鬼もろとも斬首する!」
宇「ならば俺が派手に頸を斬ってやろう
誰よりも派手な血飛沫を見せてやるぜ
もう派手派手だ」
甘「(えぇぇ…
こんな可愛い子を殺してしまうなんて
胸が痛むわ、苦しいわ)」
悲「あぁ…なんというみすぼらしい子供だ、可哀想に
生まれて来たこと自体が可哀想だ」
無「ねぇ、Aさん
あの雲の形なんて言うんだっけ」
貴「あれは積雲だよ
しばらくは良い天気が続く証しだね」
皆さんご決断が早すぎやしませんかと思いつつ、無一郎くんとお洗濯沢山干せそうだねぇ、お布団も干してふかふかにしようかとお話していると上から声が降ってきた。
伊「そんなことより冨岡はどうするのかね
拘束もしてない様に俺は頭痛がしてくるんだが
胡蝶と落藤めの話によると隊律違反は冨岡も同じだろう
どう処分する、どう責任を取らせる、どんな目にあわせてやろうか」
松の木の枝に体を預けながらネチネチと蛇のように粘着質な話し方をする伊黒さん。
いつもより少し多めなネチネチ。多分相手が冨岡さんだからだろうな。当の本人は離れた場所でぽつんと1人立っている。
貴「まぁまぁ、伊黒さん
反発する様子もありませんし、冨岡さんの処罰は後にしましょう」
胡「そうですね
それよりも私は坊やの方から話が聞きたいですよ」
炭治郎くんは那田蜘蛛山の任務中に怪我をし、鬼を庇って気絶させられたらしい。
そして今、怪我の治療もされずに腕を縄で拘束されている。
そんな状態で話そうとするとどうなるか。
炭「ゲホゲホ、ゲホッ!」
───むせるよね。
そして更にむせると怪我に響いて痛いよね。
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鬼滅大好きもち - 中学一年の私自身むいくんが最推しなのでこの小説を読んでると心がホワホワします。むいくんと恋仲が私的に思ってないので師範面から過ごす話の小説を探していてやっとお気に入りの小説に出会うことができました!とてもいい作品を作っていただきありがとうございます! (2019年12月27日 10時) (レス) id: 08fa144c19 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - 鬼滅隊じゃなくて鬼殺隊ではないでしょうか?間違いだったらごめんなさい。 (2019年11月17日 18時) (レス) id: f2976f8dda (このIDを非表示/違反報告)
時紀(プロフ) - 岬さん» ひぇ…恐縮です……私も岬さんから温かいコメントをいただけてキュンキュンが止まりません…ありがとうございます…… (2019年9月2日 15時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
岬 - わぁ……閑話めっちゃ……もう……囁かに甘くてキュンとしてしまいます……むいくんが柱になってからは、夢主さんに甘える機会が少なくなったように見えますし、こんなふうに甘えてるのを見るとキュンキュンが止まりません……ほんとに時紀さんの小説で、生きてます…… (2019年9月1日 21時) (レス) id: 7d9b2a2f36 (このIDを非表示/違反報告)
時紀(プロフ) - 李詩さん» 無一郎くん喋りましたねぇ、動きましたねぇ、かぁいかったですねぇ。作者もとっても幸せです。一緒にキュンキュンしましょう……! (2019年9月1日 0時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あたた | 作成日時:2019年7月23日 23時