【鬼滅の刃】私の継子【時透無一郎】

閑話 大正コソコソ噂話 ページ12

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これは無一郎くんが私に稽古をつけてほしいと頼んできた次の日の話だ。

いつも通り手土産を渡し、帰路につこうとするとお館様に呼ばれた。……なんだろう、毎日来られて迷惑しているとか…？





貴「え？無一郎くんを私の家にですか？」



産「あぁ、Aが1番適役かと思ってね」



貴「はぁ……私は構いませんが」





無一郎くんは嫌じゃないですか？

そう言おうとしたがお館様は、心配は無用だよと私の心を読んだかのようににっこり笑った。





"無「Aさんが迷惑じゃないのなら」"





産「───って言っていたからね」



貴「お館様？まず私に聞きましょう？」





"無「Aさんといると安心するから…」"





産「───とも言っていたよ」



貴「喜んでお引き受け致します」







〜今日の大正コソコソ噂話〜





お館様は無一郎くんから鬼への怒りが消えないから鬼殺隊に入りたいけど、刀を握ったことすらない。どうすれば良いだろう。という相談を受けていた。





産「ならAに教えてもらうといい

彼女はとても頼りになる」





と教え、作戦通り無一郎くんをAさんの継子にすることに成功した。



無一郎くんには怪我が治ったら一軒家(＋道場)を与えようと思ったが、なにせ記憶喪失、そして物事をすぐに忘れてしまう体質になってしまった彼を心配した。





あぁ、ならAの継子になったわけだし、彼女と一緒に暮らせば問題ないのではないか？

Aはしっかりしているし無一郎も懐いている様子だし、一緒に暮らせば稽古をつけやすい。

名案だ。そうしよう。





───というわけでAさんと無一郎くんは一緒に住むことになりました。お館様頭いいね。

そして決まったその日のうちに無一郎くんは落藤邸へお引越しとなった。行動が早い。





ちなみにお互いに任務が早く終わった日、お休みの日など夜一緒に寝れる時は、布団を2枚隣同士にして寝ているよ。ちゃんと隙間は開けてるよ。

無一郎くんは寝ている時に隣に誰かがいると安心するみたい。有一郎くんとも囲炉裏を挟んで一緒に寝ていたからかな。





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