第15話 空席 ページ17
*
貴「新しい柱?」
胡「そうみたいですよ
楽しみですね」
今日は半年に1度の柱合会議。
そして新しい柱が発表されるらしい。
そういえば無一郎くんも階級が甲になったっけなぁ。
まだ稽古をつけて2ヶ月だよ?早すぎるよ?
甘「あっ!しのぶちゃーん!Aちゃーん!」
貴「蜜璃ちゃん」
胡「お久しぶりです」
甘「ねぇねぇ聞いて!
伊黒さんが靴下くれたの!」
見て!これ見て!と身に付けている縞々の長い靴下を嬉しそうに指さした。
蜜璃ちゃんの髪の毛先の色と同じ彩やかな緑色。
ははーーーん???
薄ら笑いをしながら伊黒さんを見るとこっちを見るなと言わんばかりに顔を逸らした。なるほどなるほど。伊黒さん大変そうだなぁ。
貴「すごく似合ってるよ
可愛い!」
甘「(Aちゃんに可愛いって言われちゃった!
キャー!嬉しい!!)」
顔を赤くしてほっぺを抑える蜜璃ちゃん。
横目で伊黒さんに目を向けるとちょっと嬉しそうにしていた。なんだこの2人初々しい。可愛い。
そのまましのぶちゃんと蜜璃ちゃんと3人でお話をしていると柱の皆さんが徐々に集まってきていた。
最後に冨岡さんが静かに来て全柱集合だ。
「お館様のお成りです」
それを待っていたかのようにお館様が表に出てきた。
わたしたち柱は横1列になって膝をつく。
産「お早う皆
忙しい中集まってくれてありがとう」
悲「お館様におかれましても御壮健でなによりでございます…
益々の御多幸を切にお祈り申し上げる…」
産「ありがとう、行冥」
今日は悲鳴嶼さんが数珠をジャリジャリと鳴らしながらいつもの挨拶を済ませると、お館様はご息女に支えられながら腰を下ろした。
優しい声が屋敷に響く。
産「皆もう耳にしたかもしれないが
今日は新しい柱を紹介するよ」
ずっと空席だった1柱。
一体どのような方がなるのだろう。柱の皆さんとは仲良くしたいから優しい人だといいなぁ。女の子だったら尚良し。
産「入って来なさい」
───無一郎
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鬼滅大好きもち - 中学一年の私自身むいくんが最推しなのでこの小説を読んでると心がホワホワします。むいくんと恋仲が私的に思ってないので師範面から過ごす話の小説を探していてやっとお気に入りの小説に出会うことができました!とてもいい作品を作っていただきありがとうございます! (2019年12月27日 10時) (レス) id: 08fa144c19 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - 鬼滅隊じゃなくて鬼殺隊ではないでしょうか?間違いだったらごめんなさい。 (2019年11月17日 18時) (レス) id: f2976f8dda (このIDを非表示/違反報告)
時紀(プロフ) - 岬さん» ひぇ…恐縮です……私も岬さんから温かいコメントをいただけてキュンキュンが止まりません…ありがとうございます…… (2019年9月2日 15時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
岬 - わぁ……閑話めっちゃ……もう……囁かに甘くてキュンとしてしまいます……むいくんが柱になってからは、夢主さんに甘える機会が少なくなったように見えますし、こんなふうに甘えてるのを見るとキュンキュンが止まりません……ほんとに時紀さんの小説で、生きてます…… (2019年9月1日 21時) (レス) id: 7d9b2a2f36 (このIDを非表示/違反報告)
時紀(プロフ) - 李詩さん» 無一郎くん喋りましたねぇ、動きましたねぇ、かぁいかったですねぇ。作者もとっても幸せです。一緒にキュンキュンしましょう……! (2019年9月1日 0時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あたた | 作成日時:2019年7月23日 23時