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『……えっ⁉︎』
「気を使わなくていいのよ〜。うちの家、お風呂広いから♡ね、いっしょに入りましょ!」
お風呂、一緒に…。
甘露寺さん、まさか“裸の付き合い”を実行しようとしてる?
いやまぁ、正直に言うと、ちょっと嬉しい。
誰かと一緒にお風呂に入るなんて、記憶があるうちにはなかったから。
『ぜ、ぜひ。お願いしますっ。』
声がうわずってしまった。
原因?
コミュ力不足に決まってんじゃん
失礼、大正時代にコミュ力とかいう言葉なかったね
部屋を出ると、長い渡り廊下があり、そこを通って風呂のある離れの小屋についた。
うん、広いわ。
今までこんな邸宅に入ったことない。
任務で大きな洋館に行ったことはあったけど。
こうして風呂に入り、
わかりきっていたはずの甘露寺さんの豊満なお体になおも驚き、たくさんのことを語り合った
そして脱衣所。
『あの、甘露寺さん、着物が3つあるのですが』
私は一つしか選んでいないし、甘露寺さんの分は別で用意してあるし…
「そうそう!着物選びの時に、桜が好きなのかなって思って…
この夜桜の着物は寝巻、
Aちゃんが選んでくれたのは普段着、
葉桜のは稽古用よ♡」
え、素敵。
『ありがとうございます。すごく、嬉しいです。』
勿体無いほど美しすぎる夜桜の着物を着て眠りについた。
こんな平和が続けばいいのにな
そう願わずにはいられなかった
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作者名:暁 夕暮 | 作成日時:2022年4月6日 14時