クラスの地味子ちゃん。

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貴方side

目を瞑ってオッパの手を握る。


しばらく歩きオッパが立ち止まった。


「よし、ゆっくり目開けろ。」


言われた通り目を開ける。


目の前には、多くのメイク道具が並んでる。


『ぇ、すごい〜!オンニ何これ!』


部屋にいたオンニに聞く。


オンニは嬉しそうに、


「やっとメイクの資格とれたんだ!これでAをメイクできる〜!」


『私っ!?』


オンニは楽しみだな〜って言いながらメイク道具を


片付け始めた。


「Aは可愛いから明日メガネ外して、少しメイクして学校行きなさい!
　そしたらもっとモテる!」


『オンニ〜..』


メイクしたってブスだろうなぁ。


また虐められてると思う。


でも私を助けてくれたジミン君に


変わった姿を見てもらいたい気持ちもある。


だって、私はジミン君が好きだから。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
翌朝。

いつもより少し早く起きて髪を巻いた。


あまり手慣れないけど頑張った。


前髪も昨日のうちに、前が見えるよう切った。


オンニもメイク道具を準備している。


『オンニ。髪、巻き終わったよ。』


「きゃぁ〜!可愛い!よし!メイクしよう!」


オンニに勧められ椅子に座る。


学校は派手なメイクはダメだから


ナチュラルメイクにする。


テテ君の回りにいる女子は皆派手だけど。


メイクをしてる間、私は目を瞑って待った。


自分でメイクが出来るようになるため今度


オンニに教えてもらう。


「よしっ。できた〜。目、開けて!」


ゆっくり目を開ける。


鏡には自分ではないような顔が写った。


ここまで変われるんだ...



『オンニすごい....別人みたい。』


「えへへ〜wほら!最後にコンタクトレンズ付けて!」


オンニに言われコンタクトレンズをつける。


少し痛かったけど我慢できた。


時計を見るとまだ、いつも登校するまでの時間より


20分早く7時40分だ。


今日は早めに行こうかな...


『オンニ！今日は早く行ってみるね!』


「わかった!早く着替えて行ってきな!」


部屋に戻って制服に着替え、荷物を持って家を出る。


まだ外を歩いてる人は少ない。


ジミン君。なんて言ってくれるかな...

少し期待しながらも学校についた。

教室に向かうとまだ誰もいなくて静かだった。


自分の机に向かうと綺麗な机。


いつもは落書きだらけなのに。


ふと机の中を見るとメモが入ってる。


見てみると。


"綺麗にしたよ！お昼一緒に食べようね。 ジミンより"


続く。

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