Part - 2 (１) ページ10
あのプリズムショーデビューから数日 。
あたしは お二方の心遣いから 、
こっちの世界での住居をゲット ！
… といっても 、プリティートップ所有物の
空きビル一部屋だけなんだけど 。
そんでもって 、引越しも完了して
今日はとうとう プリティートップへ向かう事に 。
オーディションはこの間のショーのお陰でパス 。
なので今日は書類の確認と契約 、
そして施設案内などが主なのだそうな 。
「 あら 、早いわね ライカ 。 」
「 へへ 、はよーござっス ！！
部活じゃ 一秒でも集合時間遅れたら
先輩方に〆られちゃうんで … 」
「 ふぅん 、アンタも大変ねぇ 。
さ 、それじゃとりあえず歩きながら話しましょ 。」
───────────────────
「 着いたわよ 。
ここがプリティートップ 。
MARs や Prizmmy☆なんかを育てた経歴がある 、
由緒正し〜〜い事務所よ 。
早速 阿世知社長に会いま …… 」
そう言いかけた途端 。
後ろから大声と共に強烈なタックルを喰らった 。
「 どっかーーーん ！！！ 」
「 ふんぎゃっ ！！！？？
あたたたた …… お尻打ったっス〜 ！ 」
盛大に尻餅を付いてしまい 、沈みかけた気分で
上を見ると 紺色髪の強気そうな少女が 。
彼女はあたしに目もくれず 、
ペンギン先生と軽快に会話を続けている 。
「 ペンちゃん先生 、ハロー ！ 」
「 出たわねスットコポンポン娘 ！！
挨拶はもっとキチンと … 」
「 って 、アナタ誰ー ？ 見ない顔だなぁ … 」
「 人の話を聞きなさい ！！！ 」
先生に駄々をこね始める姿は さながら小学生 。
彼女の態度に驚きつつも呆れつつ 、
重い腰を上げる 。
「 ねぇねぇ 、アナタ名前は ？？ 」
「 ぅえ …… ら 、ライカですけど … 」
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作者名：かんぱん | 作成日時：2023年11月12日 20時
