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紫耀くんと付き合い始めた。



そして、その噂は例によってすぐ広まって。



「やっぱり彼氏とか嘘だったんだね」とか、



「紫耀くんから告られるの待ってたんじゃない?」



とか、もっともっと言えないぐらい嫌なこととかも



色々陰で言われて、



わざと聞こえよがしに言われたりもして。



それでも、紫耀くんがいるから良かった。



逆に言えば、そんな状況ではもう



紫耀くんと離れることなんてできなかった。



それこそ、私が本当の意味で1人になるから。



散々“彼氏”を理由に男子を振ってきたのに



都合良く紫耀くんとは付き合う、なんて



女子だけでなく男子まで敵に回してしまった。



「ねぇ、旅行しない?」



冬休み直前、紫耀くんにそう提案されて驚いた。



両親からの電話のこと、知ってるはずなのに。



「……でも」



そう言うと、紫耀くんはいたずらっぽく笑って



「日帰り旅行。夜行バスで」



と言った。「夜行バス」という言葉に



“あいつ”のことを思い出した。



──夏休み、夜行バスでそっち帰るわ。



「行くわ」じゃなくて「帰るわ」と、



相変わらず汚い文字で書かれていた言葉。



“あいつ”からの手紙はいつも短くて、



内容も薄っぺらかった。



切手代が勿体無いんじゃないかって思うぐらい。



でも、高1の夏休みまで



それが私にとって唯一の楽しみだった。

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霧咲シク(プロフ) - 少しゾクッとするけど感動につながるお話でした。とても好きな系統のものです。私も乙一さんの作品が好きで全部持っているのですが、感性が似ているのでしょうかね(笑) (4月24日 12時) (レス) id: 3e7e32bd96 (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - りこさん» ありがとうございます。嬉しいです。 (3月8日 13時) (レス) id: d5d87e187c (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 凄くいい話で泣いてしまいました。 (3月7日 19時) (レス) id: 6969111b91 (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - yuzu_aaaさん» お読みくださりありがとうございますm(_ _)m (3月3日 2時) (レス) id: d5d87e187c (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます。嬉しいです。 (3月3日 2時) (レス) id: d5d87e187c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜木 | 作成日時:2019年2月25日 19時

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