【prsk】キミ色のセ カ イにて。【短編集】

コーヒーとクッキー　冬弥 ページ8

俺はコーヒーが好きだ。
でも、目の前の彼女…もとい、Aは飲めない。
Aはコーヒーが苦手だ。理由を聞いたところ、答えはシンプル…苦いからだそうだ。
Aがコーヒーを飲むところはあまり見たことがないが、たまに飲むこともある。その時は、砂糖を沢山入れ、ミルクを入れる。ミルクの量は、ミルク入りのコーヒーではなく、コーヒー入りのミルクなのではないか？と思うほどだ。
それには彰人や白石、謙さんは引いていた。小豆沢は「Aちゃん？！」と驚いていた。
なので俺はカフェラテや飲みやすいコーヒーを勧めた。
また、小豆沢は「トッピングしたら飲みやすいはず！」とトッピングを教えていた。
彰人は「コーヒー牛乳飲めばいいんじゃ？…あんな砂糖入れるんだったら、スイーツで糖分取ったほうがいいと思う…」と言っていた。
白石は「そんな無理してコーヒー飲まなくてもいいんじゃない？うちには紅茶もあるから！ね？」と紅茶を勧めていた。
謙さんは…なぜかずっと笑っていた。

…話が脱線した。
___でも、なんでAはコーヒーを飲もうとしている…？
__________

私はコーヒーが苦手だ。
でも、目の前の彼…もとい、冬弥は飲める。
苦手な理由はシンプル…苦いからだ。
私はたまにコーヒーを飲むこともある。その時は、砂糖を入れ、ミルクを入れる。
あの時、なぜか東雲くんや、杏ちゃん…あと謙さんはドン引いていた。こはねちゃんは「Aちゃん？！」と、冬弥も驚いていた。
冬弥からはカフェラテや飲みやすいコーヒーを勧められた。
こはねちゃんは「トッピングしたら飲みやすいはず！」とおすすめのトッピングを教えてくれた。
東雲くんには「コーヒー牛乳飲めばいいんじゃ？…あんな砂糖入れるんだったら、スイーツで糖分取ったほうがいいと思う…」と言われた。
杏ちゃんからは「そんな無理してコーヒー飲まなくてもいいんじゃない？うちには紅茶もあるから！ね？」と紅茶を勧められた。
謙さんは私達の行動がツボだったのか笑っていた。

…話が脱線したが…
私の目標は冬弥とコーヒーを飲むことだ。
そのためにはコーヒーに慣れるべきだ！という訳で、コーヒーを飲もうと思う。

『にっが…？！』

「…無理はするんじゃない。」

…大人しく、テーブルに出ているクッキーを食べることにする。

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