028 小悪魔ちゃん ページ28
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「大貴くんの隣で、制服を着て歩ける女の子が羨ましいな。」
大貴「………、」
「な、何……、」
さっきから、じーっと見つめて逸らさないから。
変なこと言ったかな、って不安になる。
大貴「それどういう意味?」
「ど、どういうって……」
そのまんまの意味だよ。
大貴「ねぇ、無意識?」
「………ん?」
大貴「はぁ、」
大きなため息をついて、ふっと視線を戻した大貴くん。やっとドキドキが収まったけど、そのため息に隠れた気持ちまではわからなくて。
先が思いやられる、って。クスクスと笑った大貴くんをぽかんと見つめるしかできなかった。
大貴「いいよ、気にしないで。」
「気になるよ、」
大貴「ふふ、惑わされてんの俺なんだけどね。まあ無意識なら仕方ないなぁ。」
小悪魔ちゃん?って。
わたしの顔を覗き込んでにこっと微笑み、麦茶のおかわりを取りに立ち上がった大貴くん。さっきからついていけなくて大変なのはわたしなのに。
時々つくため息や、ガシガシ頭を掻く仕草。
大貴くんの行動ひとつで、わたしも心が忙しい。
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むぎ(プロフ) - まくるさん» ありがとうございます!大変なご時世だからこそ、少しでもみなさまの息抜きになればと思っています(^ ^) この新作もキュンキュンしていただけるように頑張ります。これから色んな展開が出てきますので、最後までよろしくお願いします☆ (2020年7月4日 19時) (レス) id: 88d801cec9 (このIDを非表示/違反報告)
まくる(プロフ) - 初コメント失礼します。新しい作品ですね、おめでとうございます!いつもキュンキュンしながらむぎさんの作品を拝見させて頂いております。こんなご時世で大変かもしれませんが、自分のペースでいいので更新頑張って下さいね♪ (2020年6月28日 18時) (レス) id: 968d5c61de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぎ | 作成日時:2020年6月28日 15時