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「真逆、休みの日まで会えるなんて…これって運命でs」
『断じて違う』
「否定早いです…」
食い気味に否定すると、
隣に座る賢治くんが「仲良いんですね〜」と朗らかに笑った。
会話で判ったでしょう。
…聞き込み中に山田くんと出くわしました。
いやフラグの回収早すぎか！！！！！
「Aさんはお友達が多いんですね」
『え？ああ…うん、まあね』
賢治くんの無垢な笑顔に苦笑いで返して、運ばれてきた紅茶を一口飲む。
「あ、お仕事中にお邪魔してすみません…」
「いえいえ、目撃証言を集めていた所だったので本当に助かりました」
「でも、真逆偶然見た車が誘拐犯の車だなんて…」
……そう。
私達がこの喫茶店に入ったのも、山田くんの詳しい話を聞く為。
山田くんの証言次第で、今請け負っている事件はかなり進展すると思う。
テーブルに広げた資料をちらりと見る。
「この��少女連続誘拐事件��って、確か容姿端麗な人ばかり狙われるんですよね？」
『…そう。だから今並行して追ってる、闇オークションとも関連があるんじゃないかって太宰さんは読んでるみたい』
見た目の良い少女は高値で売れる、って太宰さんは云ってた。
……流石、元マフィアの幹部だけある。
闇ルートにはかなり詳しいみたいだ。
「だったら…篠崎さんも危ないのでは？」
『…は？』
「ほら、狙われる時間帯は夕方や夜って云うじゃないですか。もっ、もし良ければ、僕がお送りします」
『遠慮しておくわ』
真顔で即答すると、「デスヨネ…」と山田くんは項垂れた。
「あ…じゃあ彼氏さんが迎えに来てくれるとか？」
『いやそれは無いね。何せ仕事が忙しい人だから』
「…年上の方なんですか？」
『そうだよ。会社の幹部なの』
平然とした顔で云い切ると、また山田くんは項垂れた。
嘘は云ってないからね。
お願いだからこれで諦めてくれないかな…
「でも…だったらAさん、寂しい思いとかしてるんじゃないですか？」
ぴくっと肩が揺れた。
資料を捲る手が止まる。
『…………』
何も云い返せなかった。
______図星、だったから。
私が黙っているのを見て確信したのか、山田くんは更に続ける。
「だったら…その人に彼氏の資格なんて無いんじゃないんですか？」
『……は？』
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麦子(プロフ) - キティさん» 有難うございます、そちらも近いうちに完結させます！ (2018年4月28日 20時) (
レス) id: 564537986a (このIDを非表示/違反報告)
キティ(プロフ) - いつも楽しく読まさせていただいてます！deadAppleの方の続き、気になります！ (2018年4月25日 0時) (レス) id: 3776331f45 (このIDを非表示/違反報告)
麦子(プロフ) - rikoriko51さん» やっぱり何度も観たくなっちゃいますよね！ (2018年4月16日 7時) (レス) id: 564537986a (このIDを非表示/違反報告)
麦子(プロフ) - 高坂美月さん» 有難うございます、かっこいいと思って貰えて嬉しいです！頑張ります！(*^^*) (2018年4月16日 7時) (レス) id: 564537986a (このIDを非表示/違反報告)
rikoriko51(プロフ) - 私は映画を二回見に行きました。 (2018年3月21日 20時) (レス) id: a789258bf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦子
| 作成日時：2018年3月11日 14時
