JKとちびっこマフィア 2

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その日は結局、国木田さんと太宰さんに校内を案内して帰ってもらった。


明日は水曜日。

…そして、犯行予告当日。



絶対、爆破なんてさせない。








『ただいまー……』




何時もより暗い声で自宅の扉を開ける。


何でこんなに疲れてるんだろう。

太宰さんの相手をしたからかな…





『！、帰って来てる…』




玄関に男物の靴がある事に気付いて、急いでリビングの扉を開けた。





「お、帰って来たか。遅かったな」


『……omg…』




何故か自然と英語が出た。


ソファに座って珈琲片手にテレビを観ているこの超絶かっこいい方。

ほんと毎回「あれ、この人私の彼氏だっけ」って思う。


緩い私服ってだけでも悶え死ねるのに、今日は黒縁眼鏡という素晴らしいオプション付き…ッ！



くらっと目眩がしてぶっ倒れそうになる。




「なにやってんだ手前」

『いや……少し眩しさに目が眩んだだけです』

「？」




不審な動きをしてたら中也さんに変な目で見られた。

私が目頭を押さえながらそう云うと、今度は意味が判らないという顔で首を傾げた中也さん。



………可愛い。




最近の疲れが一気に吹っ飛んだ気がした。


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