JKとちびっこマフィア 2

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『…太宰さん』

「何だい？」

『ストーカーって…如何やったら捕まえられますか？』

「えっ？」




深雪がストーカーに…ねえ。


今日一日中警戒してたけど、その例のストーカーを見つける事はできなかった。

流石にそう簡単には見つけられないよね…




『はあぁぁ……』

「えーっと…如何して私にそんな事聞くんだい？」

『え…だってこういうのは、本業の人に聞くのが一番だと思って』

「Aちゃんの中で私は何だと思われてるの？」

『ストーカー』

「…………」




微妙な顔で黙り込む太宰さんは無視して、机に突っ伏す。


最初は深雪の考え過ぎじゃ無いかって思った。

でも、あの子…深雪は何気に鋭い。

気配の察知能力は滅茶苦茶高いんです。

だから、深雪の考え過ぎでも勘違いでも無いと思う。


困っている親友の為にも、早く捕まえたい。

んだけど…先ずはストーカーの特定からかな…




『うぅ〜〜ん……』




頰を机にくっ付けたまま低く唸っていると、




「昼寝とはいい身分だな貴様」

『うげ…お母さん』

「誰がお母さんだ」




何時の間にか真横まで来てたお母さ……ん"ん"っ、国木田さん。

何かこれデジャヴ。




『私は今悩んでるんですよ…』

「何、珍しいなお前が悩み事など」

『失礼な…私にだって悩みくらいありますよ』




女の子は常に悩んでるんです〜

全く、こんな事じゃモテないですよ国木田さん。




『助けて国木田ママ〜』

「だから誰がママだ！！」

『国木田さんはお母さんキャラだと思うんですよね』

「性別変わってるだろうが！」

『え…そこ？』


「国木田、A、時間だ」




国木田ママをからかって遊んでいると、今度は与謝野先生が現れた。




「ああ、済みません。全く…お前を相手にしてると日が暮れる。
これから会議だぞ。前回の続きだ」




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