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「生の山田三兄弟……！！」と卒倒しそうになった聖羅に何とか正気を取り戻してもらって、ようやくヨコハマの街へ。
会場までは聖羅のナビゲーションで行く事になった。
それにしても、前来た時はあんなに迷ったのに今日は道が分かりやすく見える。
ナビ(聖羅)がいるからか、私の方向感覚が無さすぎるのか、グー◯ル先生の陰謀か……
変な路地に入らなければ、左馬刻さんとも出会わずに済んだのかもしれない。
なんて事を考えていた私は、横の路地から出て来た人に気付かなかった。
慌てて謝ろうと、ぶつかってしまったその人を見上げた。
『ご、ごめんなさ…い……』
「あ"？テメェどこ見て歩いてん……」
目が合った。
赤の瞳と。
「『あ』」
サァー…っと血の気が引いていく。
………やばい。
また、フラグ回収しちゃった。
「……よお、また会ったなァ？」
「おや、お久しぶりですね」
『さ、左馬刻さん、銃兎さん…！？』
ニイッと笑っているのは、一度見たらそう忘れる事はできない白い髪の毛と赤い目を持つあの人。
私が今最も会いたくなかった人、碧棺左馬刻さんだった。
彼の背後には最悪な事に銃兎さんまでいる。
これは死亡フラグが立ったな。
『一郎さんんんん！！！！』
「どうした？…なっ、左馬刻！？」
それからの私の行動は早かった。
この場で一番頼れる人である、一郎さんの背中へ一目散に逃げた。
一郎さんなら元TDDのメンバーだからどうにか話をしてくれるかもしれない。
「はあ？何で一郎のダボがいんだよ」
「碧棺左馬刻…！？」
「入間銃兎まで…！」
「」
二郎くんと三郎くんも警戒体制に入り、聖羅はまた呼吸が止まった。
「A、お前一郎と知り合いだったのかよ」
『…何か悪い事でも』
「左馬刻、テメェこの子に何したんだよ」
「左馬刻さんだろ、クソガキ！」
左馬刻さんは鋭い目付きで一郎さんを睨む。
……あれぇ…おかしいな？
何かめちゃくちゃ仲悪いように見えるんですけど？
「…最悪の状況だね。碧棺左馬刻と山田一郎…犬猿の仲の2人が会っちゃった」
『え？』
いつの間にか正気に戻ったらしい聖羅が隣で呟いた。
��犬猿の仲��
今確かにこう言った。
と、いう事は……
『……やらかした』
犬猿の仲の2人が話なんてできる訳がなかった。
誰か……タスケテクダサイ…
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麦子(プロフ) - いまづきさん» ありがとうございます。頑張ります(*^^*) (2018年12月6日 18時) (
レス) id: 7a9f7e3baa (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く続きが読みたいですね！ 応援してます！ (2018年12月5日 23時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
麦子(プロフ) - すらいみーる@元もちづきさん» リクエストありがとうございます…！了解しました！ (2018年11月26日 18時) (レス) id: 7a9f7e3baa (このIDを非表示/違反報告)
すらいみーる@元もちづき(プロフ) - リクエストなんですが、主人公ちゃんと二郎が二人っきりでいちにいが帰ってくるまで留守番するお話読んでみたいです…！！ (2018年11月25日 23時) (レス) id: 3b52443fef (このIDを非表示/違反報告)
麦子(プロフ) - 錐さん» ありがとうございます。とても嬉しいです。 (2018年11月23日 23時) (レス) id: 7a9f7e3baa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦子
| 作成日時：2018年9月22日 11時
