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一瞬だった。
目を離した隙に、アイツ…Aが窓から逃げた。
「…………マジかよ」
窓から身を乗り出したまま、Aが走り去って行った方向を呆然と見つめる。
「完璧な着地だったな」
「……あの子、本当に一般人か?」
窓枠に乗った時は流石に驚いた。
まさかとは思ったが、本当に飛び降りやがった。
慌てて叫ぼうとしたが、それも言えなかった。
初めて見た素顔が、あまりにも綺麗だったから。
2階の高さから飛び降りたAは、下の植え込みを使って見事な着地を決め走り去って行った。
見た目に反して大胆すぎるだろ。
「……ははっ、ほんと面白れぇ奴だな」
また、興味が増した。
こんなにワクワクする奴は久しぶりだ。
「次は逃がさねぇ」
あんなの見せられて、この俺様が簡単に諦めると思うなよ?
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麦子(プロフ) - いまづきさん» ありがとうございます。頑張ります(*^^*) (2018年12月6日 18時) (レス) id: 7a9f7e3baa (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く続きが読みたいですね! 応援してます! (2018年12月5日 23時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
麦子(プロフ) - すらいみーる@元もちづきさん» リクエストありがとうございます…!了解しました! (2018年11月26日 18時) (レス) id: 7a9f7e3baa (このIDを非表示/違反報告)
すらいみーる@元もちづき(プロフ) - リクエストなんですが、主人公ちゃんと二郎が二人っきりでいちにいが帰ってくるまで留守番するお話読んでみたいです…!! (2018年11月25日 23時) (レス) id: 3b52443fef (このIDを非表示/違反報告)
麦子(プロフ) - 錐さん» ありがとうございます。とても嬉しいです。 (2018年11月23日 23時) (レス) id: 7a9f7e3baa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麦子 | 作成日時:2018年9月22日 11時