初めての喧嘩�� ページ33
(藤原side)
今日は午後からバラエティー番組の収録が入っていて、家を出る準備をする。
仕事に向かう前にベランダに干していた洗濯物を取り込もうと思い、窓を開けると蝉の声が鳴り響いていた。
もう少ししたらお盆か、お盆の間に休みあったら実家に顔出そかな。
そんなことを考えていると、道路から子供たちの声が聞こえてくる。夏休みやし、友達と遊んでいるんやろうか。
夏になると、必ず思い出すことがある。
みなと、初めて喧嘩をした日のこと。
あれは俺がまだ入所して数年、まだ10歳くらいの時のこと。
＿＿＿＿＿
＿＿
藤原「なぁみな、夏休みどっか行くん？」
『えっ、夏休み？』
藤原「そう！俺の小学校な、この金曜が終業式やねん。みなんとこは？」
『俺もこの金曜日やで、ふふ。』
藤原「そうなん！もう宿題貰った？」
7月下旬、小4の俺はもう夏休みのことしか考えられへんかった。
もちろんレッスンもあるけど、約1ヶ月半の長期休暇は魅力的なものやった。
何して遊ぼう、どこに行こう、なんて考えるんが楽しくて仕方がなく、今年はみなも一緒に遊びたいと思っていた。
去年も遊びたかったんやけど、みなとは家が遠かったこともあり俺のオカンが「まだ子供たちだけで遊ぶんはアカンで！」と言ってきたから渋々我慢した。
でも今年からはお許しが出たし、みなとも遊びたい。
そう思ってみなの予定を聞くと小首を傾げられた。
『んー…家族でどこ行くかってこと？』
藤原「そう！」
『決まってないなぁ、でも水族館行きたい！』
藤原「ええやん！俺な、学校の友達とプール行くねん！」
『ええっ、ええなぁ。』
藤原「まぁ、近所の市営のプールやねんけどな。」
俺がプールに行くと話をすれば、みなは目をきらきら輝かせて俺の話を聞いた。
テーマパークに隣接されたような凄いプールやないし、なんならみなが住んでる街のプールの方が綺麗ででかいのに。そんな羨ましいことか？
そう考えていると、みなは驚くことを言った。
『俺プール入ったことないねん。』
藤原「えっ、なんで？！学校のプールは！？」
『毎年その時期はドラマの撮影が入ってて、日焼けしたらあかんから…。』
藤原「そうなんや…泳いだことないん？」
『うん、ない…。』
藤原「えー…プール楽しいのになぁ。」
みなは人気子役やから、学校がない長期休暇には沢山仕事が入っていた。
その為、日焼けは出来んらしい。
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麦茶(プロフ) - enさん» 教えていただきありがとうございます！了解致しました、お話完成まで暫くお待ちください！ (2022年8月31日 19時) (
レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
en(プロフ) - 麦茶さん» 共に挑戦するメンバーは丈くんでも良いですか？全然他のメンバーでも構いません！ (2022年8月30日 16時) (レス) id: 74f56a3d1f (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - enさん» お返事遅れてしまい申し訳ございません、リクエストありがとうございます！脱出島で共に挑戦するメンバーの指定はございませんか？もしある場合は教えて頂きたいです…！ (2022年8月30日 0時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
en(プロフ) - みなくんに『冒険少年』の脱出島にどなたかメンバー1人と一緒に挑戦してもらいたいです。できれば、チャレンジ中にメンバーにテレビ電話をしてもらいたいです。すごく大好きなお話なのでこれからも頑張ってください！ (2022年8月22日 20時) (レス) id: 74f56a3d1f (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - おーさん» リクエストありがとうございます！了解しました、お話完成まで暫くお待ちください(^-^) (2022年8月22日 11時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦茶
| 作成日時：2022年7月10日 19時
