@11《嫁の気持ちの正体は、》 ページ23
銀時『あ"〜〜…ぎもぢわりぃ……』
昨夜、ベロベロになる程、吉原で酒を飲んでいた銀時は
『あー?俺が結婚してるって話???本当だよぉ。
すっげぇ美人なんだよー?銀さんの嫁ぇ。自慢の嫁なの。』
『ても嫁がさぁ…昔っから、なーんにも言ってくれない奴なのっ!!!!』
『この間なんて、真選組の屯所なんて行きやがってさぁ。
まぁ、仕事だし?仕方ねぇよ??
でも帰ってきたら、ヤローの匂い付けてくるし、くせぇのなんの!!行く前にもなんも言ってくれねぇし!!!』
『もう俺は心配で…しんぱ…心配してんのにぃ!!!!』
『はっ?オメェらになんて絶対会わせてやんねぇよぉ。』
などと、喋り倒したあげくそのまま朝まで寝てしまい、
昼過ぎに歌舞伎町に帰ってくると言う失態を犯した。
月詠『しっかりしなんし!そして早く帰れっ!!お前さんのその自慢の奥さんが心配しとるじゃろうが!』
銀時『あー…消えたい。なんで俺あんなに、ベラベラと…
あー…記憶だけでいいから消したい。今日に限って全部覚えてやがる……』
月詠『さっさと歩け!こんなところ、もし奥さんに見られでもしたら…』
A「昼間に帰ってくるとはいい身分だな。銀時。」
聞き覚えのある声を耳にした瞬間に、もともと悪かった銀時の顔色が真っ青になった。
銀時『あっ、、、いやぁ。その…おはよう……』
月詠『銀時、知り合いか?……はっ!もしかして、主さんがっ(もがっ)』
銀時『あぁぁぁ!知り合いっつーかぁ、なんつーかぁ!』
何かを察した月詠の口を急いで塞ぎ、ダラダラと冷や汗を流す銀時。
その、様子のおかしな銀時の姿を見たAは、
スッ…と見たこともないほどの冷たい笑顔を浮かべ、
A「頭領さん。そいつと私は、ただの仕事仲間だ。
銀時、神楽と新八が心配していたぞ。早く帰ってやれ。」
とだけ言うと、踵を返し、立ち去った。
月詠『ぎ、銀時、、、非常にまずいのではないか、、、?
もしかしなくても、今のお前さんの奥さんだろ!?!?』
銀時『……やばい。あの顔はやばい、、、』
月詠『なぜわっちの言葉を遮ったのだっ!!!!
あんな事をしてはますます誤解を生むだけだったろう!!』
銀時『ど、どどどどうしよう!!!』
月詠『うだうだ考える暇があるなら今すぐ追いかけろっ!
こんの…腰抜けがぁっ!!!』
月詠は銀時のケツを蹴り飛ばし、フラフラな足取りで
Aを追いかけていく銀時を見送った。
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むぎむぎ(プロフ) - MOCAさん» 神コメントありがとうございます!!!更新滞ってしまって申し訳ないですー(゚`ω´ ゚)゚頑張りますね!!! (2月1日 7時) (レス) id: 648c54db81 (このIDを非表示/違反報告)
MOCA(プロフ) - やばば!マジでこの作品神やろ!急に来る夢ちゃんのデレとかマジ最高すぎ。更新頑張ってください!応援してます! (1月27日 11時) (レス) @page30 id: 71d87de2fb (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - 紅狼さん» コメントありがとうございます!!好きすぎるなんて嬉しすぎる、、、更新できてなくてすみません。少々お待ちください(T ^ T) (1月7日 13時) (レス) id: 648c54db81 (このIDを非表示/違反報告)
紅狼 - ヤバい、めっちゃ好きすぎる、まぁ、銀さんの奥さんへの愛が溢れすぎて、ずっとニヤニヤしっぱなしでしたw更新頑張ってください。 (1月3日 2時) (レス) @page30 id: c1d0e4500e (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - kk_さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえるだけでほんとに頑張れます。。。引き続き読んでやってください!! (10月9日 21時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぎむぎ | 作成日時:2023年10月9日 20時