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A「この間ね、お登勢に、あの約束覚えてるかって聞きにいったんだ。」
銀時『あー……』
A「そしたら、神楽にはまだ早いってさ。ははっ!」
膝の上にある銀時の頭をわしゃわしゃと撫で回しながら
Aが笑った。
銀時はその心地よさと眠気に負けそうになるも、Aの話に付き合う。
銀時『ったりめぇだろ。お前のモンが、お前以外に似合ってたまるか。』
A「そんなことないよ。きっと神楽は育つぞ。
あれは、、、いい女になる……」
銀時『育たなくていい。』
A「なに寂しくなってんのさ。新八も、神楽も、あの私たちの宝物が似合う日がくるよ……楽しみじゃない…?」
銀時『寂しくなってねぇし。つーか、楽しみも何もあいつらがそれを着る機会が来るかもわからねぇぞ?』
A「………」
銀時『………ん??』
返事がないのを不思議に思った銀時が目を開けると
スー…っと寝息を立てるAがいた。
銀時『えぇ……?なんでこのタイミングで寝れたの…?お前の身体どうなってんだよ。』
ははっ!と呆れたような笑い声を漏らすと
銀時はそのままAを抱き上げ、2人揃って和室で昼寝を始めた。
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神楽『なんか、静かアル。』
新八『あれ?出掛けてるのかな。でも鍵かかってなかったよね?ただいま戻りましたー。』
神楽『お土産買ってきたア……新八ぃ!!みてみて!(小声)』
嬉しそうな神楽が指差す先には、
銀時の着流しを掛けたAと、そのAを抱きしめるように眠る銀時の姿があった。
新八『なんだかんだ言って…ほんと仲良しだよね。この2人。』
神楽『銀ちゃんずるいアル!私もA姐と一緒にお昼寝したかったのに!!』
新八『僕、Aさんが寝てるところなんて初めて見たよ。
あっ、神楽ちゃん買ってきた写真立てちょうだい。』
神楽『ほい。A姐は寝てても綺麗アルな。銀ちゃんは間抜け顔ネ。』
新八『銀さんがそれだけ気が緩んじゃうってことだね。
起こすの悪いし、僕夕飯作っちゃうよ。神楽ちゃん手伝ってくれる?』
神楽『今日は何アルかっ!!』
新八『Aさん直伝の煮物にしようかなー!』
神楽『肉いっぱい入れてよ!!』
新八『はいはい。』
こちらも2人仲良く台所へと向かっていく新八と神楽。
2人が買ってきた写真立てには
銀時とAの結婚式の写真が入れられており、銀時のデスクの上に飾られていた。
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むぎむぎ(プロフ) - MOCAさん» 神コメントありがとうございます!!!更新滞ってしまって申し訳ないですー(゚`ω´ ゚)゚頑張りますね!!! (2月1日 7時) (レス) id: 648c54db81 (このIDを非表示/違反報告)
MOCA(プロフ) - やばば!マジでこの作品神やろ!急に来る夢ちゃんのデレとかマジ最高すぎ。更新頑張ってください!応援してます! (1月27日 11時) (レス) @page30 id: 71d87de2fb (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - 紅狼さん» コメントありがとうございます!!好きすぎるなんて嬉しすぎる、、、更新できてなくてすみません。少々お待ちください(T ^ T) (1月7日 13時) (レス) id: 648c54db81 (このIDを非表示/違反報告)
紅狼 - ヤバい、めっちゃ好きすぎる、まぁ、銀さんの奥さんへの愛が溢れすぎて、ずっとニヤニヤしっぱなしでしたw更新頑張ってください。 (1月3日 2時) (レス) @page30 id: c1d0e4500e (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - kk_さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえるだけでほんとに頑張れます。。。引き続き読んでやってください!! (10月9日 21時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぎむぎ | 作成日時:2023年10月9日 20時