@07《三章》 ページ1
神楽『A姐!私、あれ!あれも食べたいアル!!』
A「おぉ。たこ焼きか…いいね!神楽はいっぱい食べるなぁ!」
ははっ!と笑いながら神楽と共に屋台に向かうAを
銀時と新八は遠目から眺めていた。
新八『銀さん。いいんですか?神楽ちゃん、欲望の赴くままにAさんに買わせてますけど。』
銀時『いいんだよ。あいつの感覚からしたら、俺らが水道水飲む事と同じようなもんだから。』
新八『よくわからないんですけど…』
銀時『俺らが水道水飲んでる間にあいつはたっけぇ日本酒だ、タピオカミルクティーだ、ス◯バのフラペチーノだぁ飲み歩いてんだよ。羨ましいぜ。』
新八『後半ただの女子高生じゃないですか。
まぁ、Aさんは僕らと違って、余裕のある生活を送ってる人だって事はわかりました。』
銀時『普段から身体張って仕事してんだ。報酬もそれなりよ。ったく…少しは俺にも使って欲しいもんだぜ。』
新八『銀さんがAさんを心底、心配していて、本当は寂しかったことはわかりました。』
銀時『はぁ!?俺そんな事一言も言ってなくねぇ!?!…ん?』
新八に向かって吹っかけようとする銀時の目の前に突然
白いモコモコが差し出された。
A『ん。』
銀時『お?綿菓子じゃん!』
A「銀時の頭みたいだったからつい。
あといろいろ、いっぱい買ってきたから花火見ながら座って食べよう。」
銀時『そうだな。ほら、そっちの袋もよこせ。
新八ぃ、神楽ぁ!いくぞ!!急がねぇと花火見る場所無くなる。』
『『はぁい!!!』』
楽しそうに綿菓子を食べながら、肩を並べて歩く2人を追いかける神楽と新八は
神楽『新八ぃ。私はこの背中ずっと眺めててもいい思ってるアル。こんなに嬉しそうな銀ちゃん、見たことないネ。』
新八『僕らにもまた一つ。ついて行きたくなっちゃう人が増えちゃったね。』
と、嬉しそうに、江戸一番の自慢の夫婦を眺めていた。
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.
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銀時『自分で食えよ。』
A「手ベタベタになるんだもん。あー。」
銀時『あーじゃねぇ。大口あけないの!はしたない!』
A「あっ、いちご飴…ちょっと買ってくるから先行ってて!」
とくるりと方向転換し、駆け出していくA。
銀時『あっ!ずりぃ!俺も!』
はいよーと後ろ手に手を振る自分の嫁を
呆れたような、愛でるような表情で見ていると、
『あれ?旦那じゃぁないですかぃ。』
銀時『あ?』
神楽『うげっ!』
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むぎむぎ(プロフ) - MOCAさん» 神コメントありがとうございます!!!更新滞ってしまって申し訳ないですー(゚`ω´ ゚)゚頑張りますね!!! (2月1日 7時) (レス) id: 648c54db81 (このIDを非表示/違反報告)
MOCA(プロフ) - やばば!マジでこの作品神やろ!急に来る夢ちゃんのデレとかマジ最高すぎ。更新頑張ってください!応援してます! (1月27日 11時) (レス) @page30 id: 71d87de2fb (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - 紅狼さん» コメントありがとうございます!!好きすぎるなんて嬉しすぎる、、、更新できてなくてすみません。少々お待ちください(T ^ T) (1月7日 13時) (レス) id: 648c54db81 (このIDを非表示/違反報告)
紅狼 - ヤバい、めっちゃ好きすぎる、まぁ、銀さんの奥さんへの愛が溢れすぎて、ずっとニヤニヤしっぱなしでしたw更新頑張ってください。 (1月3日 2時) (レス) @page30 id: c1d0e4500e (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - kk_さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえるだけでほんとに頑張れます。。。引き続き読んでやってください!! (10月9日 21時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぎむぎ | 作成日時:2023年10月9日 20時