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@. ページ33

銀時『かぁー…んごっ、、、はっ、、、A!?』


次の日の朝、隣で寝ていたはずのAがいなくて
飛び起きた。


A「どうした?銀時。」


ドタドタと音を立てて台所へと駆け込む俺の目に
割烹着姿のAが写り、一気に気が抜ける。


銀時『な、なんでもねぇ。はよ。』


A「おはよ。」


銀時『何やってんだ。そんなの俺やるからまだ寝てろよ。』


A「もう大丈夫だ。ありがとう銀時。昨日は、、すまなかった……」


眉を下げて泣きそうなツラで謝ってくるもんだから、ポンポンと頭を撫でてやる。


銀時『なんか、、、朝飯豪華じゃね…?』


A「今日、屋根の修理の依頼入ってるだろう?ついでにお弁当作ろうと思ってたんだけど……いる?」


銀時『いるっ!!』


A「よかった。包んでおく。」


すっかり見慣れたAのうっすら笑みを浮かべる顔を


銀時『はぁ……まだ顔色わりぃぞ。今日は1日、ゆっくり休んでろ。な?』


無意識のうちに両手で包み込んでいた。

Aの白い肌では余計に目立つ目の下の隈を親指でなぞると
くすぐったそうに目を細める。


顔ちっちぇー。


A「…じゃあ、今日はお言葉に甘えよう。
でも、朝ごはんは一緒に食べたいんだ…」


銀時『お、おぅ。顔洗ってくる。』


A「うん。用意しておく。」



昨日の晩はそのまま休ませたから
結局、一緒に飯を食うことも、話を聞くこともできなかったが

朝起きて、台所にAがいる日常が、こんなに嬉しいことだったなんて…

気づかなかったなぁ。


.
.
.


体調もよくないせいか、あまり進んではいなかったけど
少しでもAが食事をしてくれたことに俺は安堵した。

そのまま休んでろと、俺が片付けをしている間ふと考える。


そういや…
この家に来てからあんなに毎日1人だったの初めてかもしれねぇ。


居間から聞こえてくるテレビの音が

今ここにもう1人。Aがいると言う実感を与えてくれる。



1人ぼっちは平気だったはずなのに…
鬼が聞いて呆れるぜ。



支度をすませて、家を出る前に
なぜかソファーではなく、俺の椅子に座っているAに声をかけるが、


銀時『Aー!弁当もらってくなー?』


返事がない。



銀時『おーい。なんでそんなとこ座って…あれ寝てる??』


窓から入り込む日差しを浴びながら気持ちよさそうに
スヤスヤと眠っているA。

猫みてぇ(笑)



銀時『いってきます。』



毛布をかけ、俺は家を出た。

@06《気付く》→←@.



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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時   
作品ジャンル:アニメ
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むぎむぎ(プロフ) - いちご丸さん» 前作も読んでいただきありがとうございます!!よければこっちも楽しんでいただけると嬉しいです(*´-`) (9月20日 19時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 実況者さんの小説から来ました!頑張ってください! (9月20日 17時) (レス) id: 7e45dba670 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むぎむぎ | 作成日時:2023年9月14日 17時

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