【銀魂】嫁がいるなんて聞いてない。【坂田銀時】

@. ページ32

しばらくずっと早起きをしていたせいか、
今朝も私は、妙な時間に起きてしまった。


仕事が終わったことで、肩の荷が降りたのもあり
少しだけ軽くなった身体を起こす。


A「朝ごはん…久しぶりに作ろうかな。」


銀時を起こさないようにそぉっと和室を出た時、
居間のカレンダーが目に入った。


今日は…万事屋の依頼があるのか。
そうだっ！


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久しぶりに料理をしながら、私は今回の依頼が、いかにやばい案件だったのかを思い返す。


正直、銀時に話すのは気が引ける話だ。
いかんせん、やばいことに足を突っ込んだ自覚はある。




【吉原で違法の薬 物が出回っていると言う噂を聞いた。調べて欲しい。こちらで掴んだ……】




依頼内容的には政府の人間なのだろうが…どうもきな臭い。

もし、政府の奴らなのだとしたら…
あまりにも偏りすぎている。


やたらとある特定の組織の情報を欲しがっていた。

宇宙海賊〈春雨〉…
銀河中の天人たちで構成されている犯.罪組織。


今の吉原を牛耳る〈鳳仙〉もかつては幹部の1人だったらしい。
第七師団 前師団長の……夜兎族の王。


でもそれがまた撹乱させられるものだった。


鳳仙はこんな、ちゃっちいことに目もくれていない。

いや、違うか。

鳳仙の抑止があるからこそ、あの一つの置屋で済んでるのか。


鳳仙の影に隠れて、好き勝手やる天人達があそこにだけ蛆虫のように沸いてやがった、、、



吉原でも怪しいと噂されている置屋が１ヶ所。

やたらと派手にやらかしているようで
天人の客が多い妙な屋敷だった。


おそらくあいつらは春雨の下っ端か…もしくは……別物か？


鳳仙の耳に届いてないのか……？



ダメだ。気になる。

吉原のお抱え自警団〈百華〉
念のため、あそことは知り合っていた方が良さそうだな。


死神太夫か…話のわかるやつだといいんだけど…



A「こりゃ…早いところもっかい行くことになりそうだなぁ。店の特定も済んでることだし、、、
じゃないと、そこに集まる太夫たちが…((銀時『A！？』


A「どうした？銀時。」

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