@05《二章 開戦》 ページ28
−−1年後
お登勢『だぁからぁ！おめーらみたいな連中に出す酒なんかねぇっつってんだよ！！！』
『あ"ぁん！？俺達ぁ客だぞ！！神様だぞ！？
出せつったら大人しくもってこい！この腐れババア！！』
お登勢『低俗な野郎に飲ませるモンはねぇ！
とっとと帰って母ちゃんの乳でも吸ってなぁ！！』
『お登勢さんとこの店先かい？』
『どうした！どうした！』
『店で客が暴れ出したってよ。』
『お登勢さーん！応援呼ぼうか？？』
お登勢『なーに。心配いらないさね。
あんたたち、さっさと金置いて帰ったほうが身のためだよ。』
『ふざけんなクソババァ！！こんな店に払う金なんかねぇんだよ！興醒めだ。帰ろうぜぇ。』
お登勢『そうかい。他の客に迷惑かけた挙句、金も払わないと……じゃあ仕方ないねぇ。』
お登勢がそう呟いた瞬間、男どもの足元に脇差しと木刀が刺さる。
お登勢『仕事の時間だよ。あんたたち。』
「『こんばんわぁ〜』」
悪い笑顔を浮かべ、ヘラヘラと手を振る2人は
同じ顔をしていた。
この夜、歌舞伎町に男の悲鳴が響き渡ったと言う。
.
.
.
A「店の支払いが、しぃごぉ…ろく…
お？銀時。今月の家賃払えるんじゃないか？」
銀時『奴さんたち財布パンパンだねぇ。羽振りいいなぁ。全部もらってくか。』
お登勢『あんたらぁ…いい加減にしな。バチ当たるよ。』
A「とっくに当たってもおかしくない生き方してるからなぁ。それよりも…
このバカの支払い、いくら立て替えてると思ってるんだよ！お登勢さん！！」
銀時『Aは別で稼いでんだろ！全部俺によこせ！！』
A「私はテメェの家賃払ってんだよ！全部私のだ！！」
お登勢『やめろって言ってんだろ！！』
お登勢のゲンコツによって、2人が静かになる。
『銀さんの用心棒もすっかり板に付いてきたもんだなぁ！』
『ははっ！Aちゃんは日に日に荒っぽくなっていけねぇや。』
『しかし、お2人さん似てきたんじゃないか？？』
お登勢『バカ2人に構うんじゃないよ。酒が不味くなるだろ。』
A「ひどいやお登勢さん。バカは銀時だけだよ。
脳みそなんてハトほども無いんだから。」
銀時『普通に悪口言ってんじゃねぇ！！
てめぇの方が頭おかしいんだよ！！ぶち犯すぞゴラァ！』
はぁ…とため息をつくお登勢を前にカウンターでまた喧嘩を始める2人を
随分と、この店に馴染んだものだ…と
常連客たちは楽しそうに見守っていた。
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むぎむぎ(プロフ) - いちご丸さん» 前作も読んでいただきありがとうございます！！よければこっちも楽しんでいただけると嬉しいです(*´-`) (9月20日 19時) (
レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 実況者さんの小説から来ました！頑張ってください！ (9月20日 17時) (レス) id: 7e45dba670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎむぎ | 作成日時：2023年9月14日 17時
