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@. ページ25

『お前歳の割にちっちぇなぁ!!いっぱい食え!』


『嬉しいとか、楽しいと思った時は笑うんだぞ?
ほら、口角あげてみろ!!って!!いっだ!殴んな!!
口角上げてやっただけだろうが。』


『似合うじゃねぇか!可愛い子にはやっぱり着物が似合うなぁ。お前は美人になるぞー。』


『お前は…またそんなところで寝てぇ。ほらこっちこい。』



普通の人が送る普通の生活。

それはあの頃の私にとっては何もかもが知らないことばかりで、今思うと毎日がキラキラと輝いていたんだと思う。


だからこそ今でも後悔する…


あの日差し伸べられた手を



取らなければよかったと…


.
.
.


「ただい……あ…きら……兄さん!!!???」


いつものように家に帰ったら、
いつものようにおかえりと言われると思っていた。


「しっかりしろ!!!!!」


いつものように、同じ毎日がやってくると


そう思っていた。


『無事、だった……かぁ。よかった、、、』

「何があったんだ!!!!病院っ!!今連れてってやる!」

『そんなの…いい、から。早く…逃げろ、、、』



家の中がめちゃくちゃになっていた、あの…幸せが壊された瞬間が

大切な人が、消えかけの命で私の帰りを待っていた、あの恐怖が


『もう、、いぃ……ごめんなぁ…』


そう言って笑った顔を目にした時の絶望が……


今でも私の中に焼き付いて離れない。



10年だぞ…10年も2人で上手くやってきたのに……


『桜……お前は、、、生きろ……幸せになれ…』


最後の力を振り絞って抱きしめられた
腕の感触…声、あの人の香り……

全て、鮮明に思い出せる。


.
.
.


20年…組織の目を騙してきた兄さんが殺.されたのは私のせいだった。

あいつらの目的は私だったんだ……

でも、なぜ…10年も何もしてこなかったやつらが
今になって手を出してきたのか。


なぜ、あの場所を知っていたのか…

私だって10年間、あの中で育ったからわかる。
1人の捨て駒に執着するわけがない。
私を追っていたのは、その存在を世に知られないためだ。


それなら一体誰がなんのために…
あいつらを唆したのか。


隠の一族が全滅している今、誰かの口からその真意を聞くことはできない。



だから、私はそれを知るために、情報屋を始めた。


わざと目立ってやってるんだ…


早く私を見つけてくれ。

@.→←@.



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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時   
作品ジャンル:アニメ
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むぎむぎ(プロフ) - いちご丸さん» 前作も読んでいただきありがとうございます!!よければこっちも楽しんでいただけると嬉しいです(*´-`) (9月20日 19時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 実況者さんの小説から来ました!頑張ってください! (9月20日 17時) (レス) id: 7e45dba670 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むぎむぎ | 作成日時:2023年9月14日 17時

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