@55〜夢主side〜 ページ15
キヨと過ごした3連休も終わり、俺はいつも通り会社へと入った。
なんか…若い子たちからすげー見られんだけど…
俺なんかしたか？
A「おはようございまーす。」
いつも通り営業部のオフィスに入ると、
『清川先輩！！！！大丈夫っすか！？！？』
突然後輩からの心配。
A「えっ？？なに？？なんかクレーム入った？？」
『これ！みてくださいよ！！』
そこには、俺の車とマンションが特定されたというネット掲示板の記事。
えぇぇえ…俺の顔までバレてんじゃんかぁ…
A「あらら…まじかぁ…部長は？？」
『今、会社全体に清川課長がうちで働いてることを他言しないようにって促しに行ってます。』
A「うわぁ…怒られたりしねぇよな？俺(笑)」
『えっと…それはわからんですけど…
それよりも！！大丈夫ですか？？驚きすぎて逆に冷静になってるとかっすか…？』
俺にいつものように喧嘩を売ってくる(無意識)後輩に
無言で特大のデコピンをお見舞いしてやると
張り詰めていた部署の空気が少し柔らかくなった。
A「お騒がせしてすみません(笑)」
営業部の面々はキヨが俺の弟だって知ってるから
心配してくれていたのだろう…
部長も、、、申し訳ねぇなぁ。
A「いつか、何か起きるとは思ってたからそんなに動揺はしてねぇよ(笑)」
『弟さんは？大丈夫っすか！？』
A「うん。そっちが心配だなぁ。ちょっと電話してくるわ。部長戻ってきたら社用に電話して。」
俺はそれだけ伝えるとカバンをデスクに置いて、
自分の部下たちの今日の分の予定を確認し、指示を出して
喫煙所に向かった。
『課長…かっこよすぎぃ…』
『すげぇな。この状況であんな飄々としてんだもん。』
『俺らに焦ってるとこ見せないのは流石すぎる…』
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キヨ、起きてっかなぁ？
まだ知らないなら、言いたくねぇな(笑)
いやー。参った…とうとう引っ越しかぁ？？
俺は煙草を吸いながら、電話帳を開き
弟の名前をタップする。
prrrr…
キヨ『……兄ちゃん？』
おっとぉ…起きてた。
この感じは知ってんだろうな。
A「おはよー。キヨ、大丈夫かぁ？？」
なら
俺はただ、いつも通り。
いつも通り話すだけだ。
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むぎむぎ(プロフ) - ゆさん» とても嬉しいコメントありがとうございます！！今途中まで書いている話も頑張って更新した行きたいと思います！！最後まで読んでいただきありがとうございました！！ (2022年5月6日 22時) (
レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 初めまして、コメント失礼します。 完結おめでとうございます、そしてお疲れ様です！とても楽しく読ませていただきました。まだまだ二人の日々を読んでいたかったですが、良い終わり方でよかったです。新しい作品も読ませて頂きます。これからも楽しみにしております！ (2022年5月6日 11時) (レス) @page28 id: 8b229610da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎむぎ | 作成日時：2022年4月12日 19時
