【進撃の巨人】悪魔に気に入られた兵長と兵長に気に入られた悪魔 (ページ3)

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1話ページ3

リヴァイsaid

(コンコン

扉をノックする音が部屋に響く

リ「誰だ」

『Aよ』

リ「・・・入れ」

『はいこれ、団長から預かってきた報告書、これも今日中だってさ』

そういい机に山積みになっている報告書の上に新たな報告書が乗せられる

『大変そうね、手伝ってあげようかなぁと思ったけど、まだ元気そうだからやっぱりやめるわ、ふふ』

リ「何故そうなる、少しくらい」

『紅茶なら入れてあげるわ』

Aの口から出る紅茶と聞いて体がピクリと動く・・・。Aが居れる紅茶は皆が淹れる紅茶より何倍もうまい・・・お世辞とかではなく本当に・・・

リ「・・・・紅茶」

『ふふ、分かった、本当に力尽きたら言いなさい。私がやってあげるわ』

そう告げ、Aは部屋から出ていく

リ「・・・ほんと調子が狂う・・・やるか・・・」

やらなくては終わらないと思い、淡々と手を動かし報告書を片付けていく
それから数分すると扉が開きAが入ってきてテーブルで紅茶を入れている

『どうぞ、クッキーもあるよ。糖分とって頭フル活用しなさい』

リ「手伝う気ないだろ」

『本当にあなたがダメな時私が動くのよ。』

そういい、そっと片手で俺の頬に触れ少し上を向かせたと思ったらもう片方の手で下唇をなぞってくる

リ「お前他の奴にこんなことしてないだろうな？」

『まさか、私がこうも簡単にこんなことするような女に見えるのかしら』

リ「ふっ、だろうな」

こういうことをしてくるにも関わらず俺達はデキていない、周りにはデキてると思われている、まぁ、その方が好都合だ、誰にも奪わせない

リ「お前好きな男とかいないのか？」

『あら、いたら今頃自分のものにしているわ』

クスクスと少し楽しそうに笑う

『邪魔してごめんなさい、早く終わらせないと団長が怒るわよ』

リ「そう思うなら少しは手伝え」

『それは私の仕事じゃないもの、どうしてもっていうなら考えなくもないけど』

リ「今晩寝れる気がしねぇ」

それだと明日寝不足になるわねと言い、Aは机に置いてある報告書半分を手に取りテーブルで作業を始める

『人間は大変ね巨人の捕食対象なんだもの、ま、その分私は動きやすくていいけど』

リ「・・・・ここに居る時くらい羽出してていいんだぞ？」

『ハンジさんが来たら後々めんどくさそうだからいやよ、あの人ノックしないし』

あぁ、確かに、むしろばれたら喜んで実験させろなどと言うだろうな