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「………!」
…太宰さん、
すごい目がキラキラしてるんですが……
『しょうがなくですからね?!』
「分かってるよっ!さぁそうと決まれば早いね!
付いて来給え!」
『え、ちょ待っ__ッ
太宰さんに左手首を引かれる。
_____数分後__
「うふふふ…♪」
…太宰さん、かなりご機嫌です。
_______着いたのは綺麗なアパート。
左手首を握られたまま階段を登る。
『………』
「さぁっ着いたよ!」
太宰さんがドアノブに手を掛け、引く。
「どーぞ♪」
『あ、はい、お邪魔します…』
……思ってたより綺麗…かも
『………』
やはり少し緊張してしまう。
今まで誰かの家に行くことも__
況してや泊まるなんて無かったし………
「なぁにA?もしかして緊張しちゃってる?」
『………ッ い、え…まぁ……』
急に後ろから抱きつかれる。
口が丁度耳元に来る___
『離して下さい……』
「A、なんかいつもより声小さいね?」
『…………ッ』
緊張してるの、バレてるなぁこれ………
「さて、寒いし上がって上がって〜♪」
『あ、はい……』
背中を押され廊下を歩く。
入ってすぐ目に入ったのは……
〈楽に!直ぐに!自"殺百科__
〈今すぐ逝きたい方向け!メジャーなものから__
テーブルの上に積み重ねられた本達。
『…………』
まぁ、そうだよねぇ……
太宰さんだもの……
「もしかしてAも興味ある____
『無いです。』
「………」
『心中もしませんよ?』
妙に目がキラキラとしていた為釘を刺しておく。
……これで当分は__
「私は諦めないからねAッ!!」
大丈夫では無い…な、うん。
急に太宰さんがはっと前を向く。
…如何やら太宰さんは何かを思い付いたようで。
「今からお風呂で溺れ死ぬというのも__
『やめて下さい!!!』
太宰さんはまた何か考え___
「じゃあAが止めに来てくれ給え‼︎」
…………そう言ったのだった。
…………
『はい???』
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か - めっっちゃ好きです (2021年9月22日 5時) (レス) @page20 id: c53e6fc030 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rui | 作成日時:2021年8月4日 11時