優しさの裏【twst】 (ページ3)

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声の主は思った通り、3年の

ケイト･ダイヤモンドさんだった

『いいですよ！』

私はケイトさんに了承の返事をした

ここで嫌だとか言ったらケイトさんから嫌われてしまうかもしれない

心のどこかでそう思ってしまったから

｢やった〜！はい、チーズ！！｣

いつものように過ぎていく時間

ずっとこのままだと思ってた

私が転入生だから

私が異世界から来たから

私が女だから

｢やっぱAちゃんと撮るといい絵になるんだよね〜｣

『今度はみんなと一緒に撮りましょう！』

｢もちのろんだよ！｣

何倍も努力して手に入れた魔力

遅れを取らないよう必死に勉強もした

｢Aちゃんも先輩になるのか〜｣

『ケイトさんはもう3年生ですね』

｢こうやってAちゃんとお話できるのもあと少しなんだなぁ｣

そんな私の日常を奪われるなんて

努力して手に入れたこの場所を取られるなんて

今の私には想像もつかなかった