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数秒の間が空いて、ようやく理解できた。
なるほどね、お金が必要だから嫌々スパイやらされてるって訳ね。
「大体襲撃って… 私が住んでる星の男性のほとんどは出稼ぎに出てるんですよ、戦える人なんていませんし」
「まだ足掻くの?あんまり煩いとお前の星まるごと潰すよ?」
それまで逸らされていた女の目が俺に向いて、黄色の中にある黒の瞳孔がきゅっと細くなる。
「そんなに私のことを疑うのであれば実際に行ってみてください、女性と子供と老人しかいない星です。
あの星を攻撃するようなら私はあなたを許さないから。」
その声は怒りを含んでいた。
こんな細っこい腕で俺なんかに敵うはずがないのに、そんなこと言えるんだ。
しかしどうにも嘘を言っているようには見えなくて、俺は拘束を解いた。
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作者名:mucha | 作成日時:2019年12月18日 6時