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今日からは仕事も1人じゃない。
執務室にはAがいる、これぞ待ち望んでいた光景だ。
しかし問題点が一つ。
「ねえ、それ何?」
「それ?」
「頭のそれ」
そう、Aの頭に見慣れない髪飾りがつけられているのだ。
Aの服装を見ていてわかる、コイツはそんな風にキラキラした髪飾りなんて絶対に好まないはずだ。
だとすれば誰かから贈られたものである可能性が高い。
「若作りのつもり?」
「別にそんなんじゃないけど…」
「じゃあ何」
「お見合い相手の方から貰ったの」
………は?
お見合い相手?お見合い?はあ?
「折角の貰い物だから付けないのも勿体ないなと思って」
「へえ…センスのない男だネ」
「そう?すごく綺麗じゃない?」
「全然」
紫色の小さな宝石がウザいくらいキラキラしている花の形の髪飾り。
そんなにAを自分の嫁にしたいのか…
支配欲ダダ漏れだな、余裕の無さが伺えるよ。
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作者名:mucha | 作成日時:2019年12月18日 6時